xAIがシリーズEで200億ドル資金調達 GPU集中投資でGrok開発強化

2026年1月6日、米AI新興のxAIはシリーズEラウンドで200億ドルを調達したと発表した。
目標額を上回る大型資金調達となり、同社は計算基盤と生成AI開発を一段と加速させる計画だ。
xAI、シリーズEで200億ドル調達
xAIは、当初目標としていた150億ドルを上回り、シリーズEで200億ドルの資金を調達した。
投資家にはValor Equity PartnersやFidelity、カタール投資庁などが名を連ね、戦略投資家としてNVIDIAやCiscoも参加した。
同社は2025年を「飛躍の年」と位置付け、計算資源への集中投資を進めてきた。
AIスーパーコンピューター「Colossus I・II」を中核に、年末時点でH100換算100万基超のGPU規模に到達したとしている。
大規模言語モデル「Grok 4」系列についても、この計算基盤を前提に強化学習を大規模に適用し、推論能力や自律性を高めたとアピールしている。
プロダクト面では、音声対話型の「Grok Voice」や画像・動画生成の「Grok Imagine」を展開し、X(旧Twitter)と連携したリアルタイム理解も進めている。
月間アクティブユーザー数はXとGrokアプリ合算で約6億人規模に達したという。
xAIは現在、次世代モデル「Grok 5」の学習を勧めているとのことだ。
巨大資金が示す期待とリスク
xAIが今回の調達で得た資金により、次世代モデルの学習や、消費者・企業向け新サービスの投入が加速される可能性が高い。
また、計算資源を自前で確保する戦略は、外部クラウド依存を減らし、差別化にもつながるかもしれない。
一方で、巨額投資はリスクも伴う。
GPU中心のインフラ拡張は固定費が大きく、AI市場の競争激化や価格下落が進めば、収益化のスピードが問われるだろう。
また、6億人規模の利用基盤を抱えることで、データ管理や規制対応への責任も重くなるはずだ。
今回のシリーズEは、生成AI競争が研究力だけでなく、資本力と運用力の勝負に移行したことを象徴する出来事と言えそうだ。
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