NTTドコモ、22歳以下は最大7か月30GBまで「月額0円」に 新割引「U22割」11月27日開始

2025年10月28日、NTTドコモは22歳以下の利用者を対象とした新割引「ドコモU22割」を発表した。
料金プラン「ドコモ MAX」を契約することで、ボーナスパケットと各種割引を組み合わせ、最大7か月間30GBまで月額0円で利用できる仕組みだ。
提供開始は11月27日を予定している。
「ドコモ MAX」が最大7か月間0円 22歳以下限定の新割引
ドコモは、若年層向けの新たな料金施策として「ドコモU22割」を11月27日から開始する。
本割引は「ドコモ MAX」プランの契約者で、申込時に満22歳以下の個人が対象となる。
新規契約や他社からの乗り換え、機種変更、料金プラン変更時に適用可能だ。
「ドコモU22割」は、①最大7か月間27GBのボーナスパケット進呈、②月額料金の段階的割引の2つの特典で構成される。
「~28GB」までは月額2,728円、「28GB超~30GB」までは3,828円、「30GB超~無制限」では550円がそれぞれ割り引かれ、他の割引施策と併用することで月額0円を実現する。
具体的には、「みんなドコモ割(3回線以上)」「dカードお支払割」「ドコモ光/home 5Gセット割」を併用した場合、月間データ利用量30GBまでの利用料金が最大7か月間無料となる。
また、既存の「U29割」は今後23〜29歳に対象年齢を変更し、重複利用を防ぐ設計となっている。
なお「ドコモ MAX」は、スポーツ配信サービス「DAZN」などを含む付帯サービスを展開しており、10月20日からはNBAの試合配信も加わった。
若年層の囲い込みと長期利用促進 他社も追随の可能性
今回の「ドコモU22割」は、通信業界における若年層の囲い込み戦略の一環といえる。
学生や新社会人などの世代に早期から契約してもらうことで、家庭の回線や金融サービスとの連携を促す狙いがあると考えられる。
特に「みんなドコモ割」や「ドコモ光セット割」など、家族連携型の割引と組み合わせることで、長期的な契約維持が見込まれる。
一方で、割引適用期間が最大7か月に限定される点や、複数割引の併用が前提である点から、実際の“0円”利用には条件が多い。
利用者の一部から「条件を理解しづらい」との指摘も出る可能性もありそうだ。
とはいえ、物価高や通信費の見直し機運が続くなか、若年層にとって「実質0円で30GB」という訴求力は大きく、SNSなどで話題化する可能性も高い。
若年層の契約拡大を狙う他社が同様のキャンペーンを打ち出すことも予想され、通信各社の競争が再び活発化することが見込まれる。
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