OKJ、「スカイ(SKY)」取扱い開始と「メイカー(MKR)」出庫停止を発表

2025年10月10日、暗号資産取引所OKJは新トークン「スカイ(SKY)」の取扱いを10月20日17時より開始すると発表した。
これに合わせ、旧トークン「メイカー(MKR)」の出庫を同時刻に停止する。MKRからSKYへの移行を背景とした対応である。
OKJ、SKYの取扱いを開始 MKR出庫は同時刻に停止
暗号資産取引所OKJは2025年10月10日、新たに「スカイ(SKY)」の取扱いを2025年10月20日(月)17時に開始すると発表した。
同時刻に、旧トークン「メイカー(MKR)」の出庫を停止する。今回の対応により、OKJの取扱い銘柄は49種類となる。
スカイ(SKY)は、MakerDAO(※)が2024年に発表したリブランディング「Endgame計画」に基づき誕生したガバナンストークンである。
2024年9月にSky Protocolとともに正式ローンチされ、従来のMKRをアップグレードする形で導入された。
SKYはSky Protocolエコシステム内で唯一の議決権を持つトークンであり、主な用途はガバナンスへの参加および報酬プログラム「Sky Token Rewards(STR)」の獲得とされる。
OKJでは、SKYの取扱いを取引所・販売所・積立・入出庫サービスに対応させる予定だ。
SKYの対応ネットワークはEthereumで、今後はSKYとMKRの交換機能の提供も計画している。
なお、MKRについては取引所・販売所・入庫サービスの利用は継続可能としている。
※MakerDAO(メイカーダオ):分散型金融(DeFi)領域を代表するDAO(自律分散型組織)の一つ。ステーブルコイン「DAI」およびガバナンストークン「MKR」を発行し、2024年より新体制「Sky Protocol」への移行を進めている。
MakerDAOの移行が加速 国内市場でもSKY普及へ期待と課題
OKJの発表は、MakerDAOが進める「Endgame計画」の国内普及を後押しする動きといえる。
MKRからSKYへの移行が進むことで、分散型金融(DeFi)におけるガバナンスの効率化や新たな報酬設計が実現し、ユーザー参加の拡大が期待される。
特に、Sky Starsと呼ばれるサブプロジェクト群の展開によって、エコシステム全体の活性化が見込まれる。
一方で、既存のMKRホルダーにとっては、出庫停止に伴う流動性の一時的な制約が懸念される。
トークン移行の初期段階では、価格変動や取引需要の偏りが生じる可能性もあるため、取引所による慎重な運用対応が求められる。
今後、ユーザーがSKYをどの程度受け入れ、ガバナンス参加を拡大していくかが、Sky Protocolの成長を左右する重要な要素となるだろう。
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