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    DNP、生成AIでノウハウ継承サービス開始 属人化解消と業務効率化を促進

    2025年10月7日、大日本印刷株式会社(DNP)と株式会社DNPコアライズは、企業のノウハウ継承や人材不足の課題解決を支援する「DNPノウハウ継承支援サービス」の提供を開始した。
    生成AIを活用し、社員の経験や知見を可視化・共有する仕組みを提供する。

    目次

    DNP、生成AIでノウハウ継承を支援 人材不足課題に対応

    DNPとDNPコアライズは、企業内に蓄積された経験知を共有・活用する「DNPノウハウ継承支援サービス」を開始した。
    生成AIを活用し、熟練者の知見を体系化してデジタル上で継承可能にするものである。

    本サービスは、DNPが自社内で培ってきたノウハウ共有の実践知を基盤に開発された。
    熟練技術者へのインタビューやワークショップを通じて、知識をどのように整理・言語化すれば効果的に伝承できるかを検証し、実務に適した形式に整備した。

    技術面では、DNP独自のデータ構造化技術を活用した。
    属人化した情報を生成AIが理解しやすいデータ形式に変換し、チャットボットなどを通じて効率的な情報検索と共有を可能にする。
    また、検索拡張生成(※)を組み合わせることで、文脈に応じた正確な回答を導き出せる点も特徴だ。

    さらに、導入後も利用データを分析し、FAQやAI応答の最適化を継続的に支援する運用体制を整備する。
    企業独自の文化やルールにも対応できる柔軟な設計となっている。

    すでに一般社団法人日本自動車工業会(自工会)および日本自動車部品工業会(部工会)に導入されており、同サービスを通じてサイバーセキュリティ関連の問い合わせに対し、約90%の回答精度を実現したという。

    ※検索拡張生成(RAG):外部データを参照しながら回答精度を高める生成AIの手法。

    AIによる知識継承が企業文化を変革 効率化と人材育成の両立へ

    生成AIの導入は、単なる業務効率化にとどまらず、企業文化や人材育成の在り方を変える可能性がある。
    熟練者の経験を「属人的な勘」ではなく「再利用可能な資産」として可視化できる点は、組織の持続的成長につながるだろう。

    DNPは2026年度までに100件の採用を目指しており、今後は自動車業界以外にも製造、金融、医療など多様な分野への展開が期待される。
    現場知の継承を自動化することで、ベテランと若手のスキル格差を縮小し、教育・研修コストを抑制できる効果も見込まれる。

    一方で、AIによる知識生成には誤認識や情報の偏りといった課題も残る。
    DNPは月次レポートによるモニタリングやAIチューニングを通じて品質維持を図る方針を示しており、技術の成熟とともに信頼性の確保が鍵となりそうだ。

    知識継承を生成AIが担う時代の到来は、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)をさらに加速させる契機になると考えられる。

    DNP ニュースリリース:https://www.dnp-coarise.co.jp/news/20251007449.html
    DNPノウハウ継承支援サービス:https://www.dnp-coarise.co.jp/service/bpr/352.html

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