ダブルジャンプが発表、魁 三国志大戦とブレヒロが10月末でサービス終了へ

2025年10月1日、ダブルジャンプトウキョウは同社が開発・運営するブロックチェーンゲーム「魁 三国志大戦」と「ブレイブ フロンティア ヒーローズ(ブレヒロ)」のサービス終了を明らかにした。
「魁 三国志大戦」と「ブレヒロ」、10月末でサービス終了
ダブルジャンプトウキョウは10月1日、同社が手掛ける二つのブロックチェーンゲームのサービス終了を発表した。
対象となるのは、セガの人気アーケードタイトルを基にした「魁 三国志大戦」と、ソーシャルゲーム「ブレイブ フロンティア」シリーズを基盤とする「ブレイブ フロンティア ヒーローズ:以下、ブレヒロ」である。
両タイトルは日本時間10月31日15時をもって終了する。
「魁 三国志大戦」はセガからライセンスを受けた軍勢カードバトルで、ブロックチェーン基盤にはゲーム特化型チェーン「オアシス(Oasys)」のレイヤー2「SG Verse」を採用していた。
サービス終了後、このSG Verse自体も停止される見通しである。
一方の「ブレヒロ」は2020年1月にリリースされ、「ブレフロ」シリーズのキャラクターやアイテムをNFT化する仕組みで注目を集めていた。
サービス終了の理由として、「魁 三国志大戦」については「内部的な目標に届かせることができず、継続に必要な体制を維持することが困難となった」と説明された。
サービス終了に関するAMA(Ask Me Anything)が10月2日20時から公式Discordで実施される予定であり、ユーザーへの説明機会が設けられる。
ブレヒロについては、運営チームはクラウドファンディングを通じた資金調達や新会社設立による独立運営に挑戦すると表明しており、再始動の可能性が残されている。
国内Web3ゲームの再編進む 市場縮小リスクと再挑戦の芽
今回のサービス終了は、Web3ゲーム市場が過渡期にあることを改めて示した。
とりわけ「ブレヒロ」はクラウドファンディングや独立運営を模索しており、従来のパブリッシング体制に依存しない新しい開発・運営モデルの実験台になり得る。
また、ユーザーへのAMA開催など透明性を意識した対応は、Web3プロジェクトとしては健全な試みといえる。
一方、セガの人気IPを基にした「魁 三国志大戦」が目標未達で終了に至った事実は、「国内大手IPとブロックチェーンを組み合わせれば成功する」という図式が通用しないことを示すことになったとも考えられる。
今後の展望として、国内Web3ゲーム市場の再編が進むと考えられる。
既存ソーシャルゲームの延長では十分な差別化が難しいことが明らかになった以上、独自のプレイ体験やコミュニティ運営力が必要になってくるだろう。
参考:魁三国志大戦 サービス終了のお知らせ
https://info.kai-sangokushi-taisen.games/ja/post/info_251001
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