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    オープンAI、ブロードコムと独自AIチップ生産へ 来年から本格展開、エヌビディア依存低減狙う

    2025年9月5日、英フィナンシャル・タイムズが関係者からの情報として報じたところによると、米オープンAIは半導体大手ブロードコムと共同で、自社向けの独自AIチップを来年から生産する計画だ。
    AI分野で圧倒的なシェアを持つエヌビディアへの依存を抑える狙いがあるとみられる。

    目次

    オープンAI、ブロードコムと提携しAIチップ開発開始

    英フィナンシャル・タイムズによれば、オープンAIは米ブロードコムと共同で、2026年から初めて独自の人工知能向け半導体を設計・製造する見通しである。

    ブロードコムのホック・タンCEOは9月4日、投資家に対して、AIアプリケーションの学習・推論処理を高速化するためのハードウェアであるAIアクセラレータ(※)の開発で、将来の顧客と協力していると述べたという。
    タンCEOは、「それら顧客の1社が前四半期にブロードコムに製造指図書を出した」と明かした。現在のAIアクセラレータ市場は、大半をエヌビディアが占めている。

    現状、AI半導体市場はエヌビディアが圧倒的なシェアを持ち、特に生成AIの急拡大に伴い同社GPUへの依存度が高まってきた。オープンAIが独自チップに乗り出す背景には、需要逼迫による供給制約と高コスト構造からの脱却があると考えられる。

    今回の動きはオープンAIにとってサプライチェーンの安定確保に直結する取り組みといえる。

    ※AIアクセラレータ:AIの学習や推論といった処理を高速化するために設計された専用半導体。GPUや専用チップが該当する。

    独自チップ戦略で広がる可能性 競争激化とリスクも

    オープンAIが自前のチップ開発に踏み出すことで、生成AI市場の競争環境は一段と変化しそうだ。
    最大のメリットは、演算性能とコスト効率を自社ニーズに最適化できる点である。特にチャットGPTのように膨大な計算リソースを消費するサービスにとって、供給網を外部に依存しないことは優位性につながる。

    一方で、半導体開発は巨額の投資と長期的な研究開発体制を要する。ブロードコムとの提携があるとはいえ、製品化と量産には設計リスクや製造歩留まりの課題が残る。
    エヌビディアがソフトウエア環境まで含めた強固なエコシステムを築いていることを考えると、オープンAIが独自チップを武器に競争力を確保できるかは未知数だ。

    オープンAIの独自チップ戦略が成功すれば、生成AI市場の勢力図は大きく変わるだろう。
    クラウド事業者やAIスタートアップが供給の安定性とコスト面で新たな選択肢を得ることで、競争環境は一段と多様化すると見込まれる。また、エヌビディア一強の状況に一定の歯止めがかかり、半導体業界全体に波及効果をもたらす可能性もある。

    今後は、オープンAIがどこまで持続的な投資と技術蓄積を進められるかが焦点になるだろう。

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