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    クラシコム、ソニックガーデンと資本業務提携 「北欧、暮らしの道具店」基幹強化へ

    2025年9月3日、通販サイト「北欧、暮らしの道具店」を運営するクラシコムは、ソフトウェア開発のソニックガーデンと資本業務提携を締結すると発表した。
    基幹システムの開発・運用を長期的に強化する枠組みを構築し、企業価値向上を狙う。

    目次

    クラシコムとソニックガーデン、基幹システム刷新へ協力

    クラシコムは自社のD2C事業を支える基幹システムの刷新を目的に、ソフトウェア開発者のソニックガーデンと資本業務提携を発表した。
    提携内容には、システム開発と運用の相互協力、必要に応じた柔軟な体制の提供、さらにソニックガーデンによる長期的で公正な開発支援が含まれる。

    両社は業績連動型の新株予約権(※)を発行し、2035年7月期から2037年7月期にクラシコムの売上高が200億円を超えた場合に限り、ソニックガーデンが株式を取得できる仕組みを設けた。
    行使後の株式比率は最大0.78%にとどまる。一方でクラシコムも、ソニックガーデンが発行する新株予約権を取得する予定で、双方に対等な枠組みが用意されている。

    ソニックガーデンは2011年設立の開発会社で、短期的な受託にとどまらず、システムを「育てる」スタイルを掲げる。
    同社は2018年から倉貫義人代表がクラシコムの社外取締役を務め、2024年には取締役CTOに就任。すでに基幹システム開発を担当しており、今回の提携はその協働を一段と強固にするものといえる。

    クラシコムは「こうした条件を設け、業績目標の達成に向けて両社が協働することは、クラシコムの企業価値や株式価値の向上、ならびに既存株主の利益にもつながると認識している」と強調している。

    ※新株予約権:あらかじめ定められた条件で将来株式を取得できる権利。業績目標や時期に応じて行使可能となり、資本提携やインセンティブ設計に活用される。

    長期的提携がもたらす成長余地と潜在リスク

    今回の資本業務提携は、クラシコムにとってシステム基盤の安定性を確保しながら成長を支える布石となる。
    ソニックガーデンが持つ長期的な開発ノウハウは、EC事業者にとって大きな競争優位をもたらす可能性が高い。
    特にクラシコムの売上規模拡大に伴い、顧客体験やデータ活用の高度化が求められるなかで、柔軟なエンジニアリング体制は強力な武器となる。

    一方で、業績目標を株式取得の条件とした点はメリットとリスクを併せ持つ。
    株式希薄化の影響を抑えつつインセンティブを明確化できる利点があるが、売上200億円という高いハードルが協力関係の持続性に影響する懸念もある。
    また、システム開発を特定企業に依存する構造は、将来的な柔軟性を損なうリスクにもつながりかねない。

    それでも、両社が築いてきた信頼関係は強固であり、クラシコムの事業拡大を後押しする仕組みとして機能することが期待される。
    日本発のD2C企業が中長期的にどのような成長軌道を描くのかを占う試金石となるだろう。

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