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    米国株トークン化資産「xStocks」、イーサリアム展開を発表

    2025年9月2日、株式トークン化プロダクト「xStocks」がイーサリアム(Ethereum)メインネットに展開予定であると公式Xより発表された。
    これにより主要米国株やETFのトークン化資産がERC-20規格で提供される予定だ。

    目次

    株式トークン「xStocks」、イーサリアムで提供開始へ

    株式トークン化プロダクト「xStocks」が新たにイーサリアムに対応することが公表された。
    今回の展開により、アップル株(AAPLx)、テスラ株(TSLAx)、エヌビディア株(NVDAx)、さらにS&P500連動ETF(SPYx)などがERC-20(※)トークンとして発行される予定である。

    xStocksを取り扱う暗号資産取引所クラーケンは、数週間以内に対象ユーザーがイーサリアム上でxStocksの入出金を利用できるようになると発表している。

    xStocksはスイス拠点の資産トークン化企業バックド(Backed)が2025年6月30日に提供を開始した。
    米国主要企業の株式やETFをトークン化し、実際の株式に1:1で裏付けられている点が特徴だ。
    これにより、DeFi(分散型金融)上で24時間365日の取引が可能となっている。

    クラーケンによると、xStocksのローンチ以降の累計取引量はCEX(中央集権取引所)とDEX(分散型取引所)を合わせて35億ドル(約5,201億円)を超えたという。
    これまで同プロダクトはソラナ(Solana)ブロックチェーン上でSPL規格トークンとして提供されてきたが、今回のイーサリアム対応により2つ目のチェーンでの展開となる。
    さらに今後はBNBチェーンでのBEP-20トークン、トロン(Tron)でのTRC-20トークン発行も計画されている。

    ※ERC-20:イーサリアム上で標準的に利用されるトークン規格。互換性の高さから、多くのDeFiやウォレットで採用されている。

    複数チェーン展開が示す可能性と課題

    今回のイーサリアム対応は、xStocksがより広範なユーザー層へ拡大する転換点となる可能性がある。
    イーサリアムはDeFi市場において圧倒的なエコシステムを有しており、取引量や流動性の増加が期待される。
    実際にERC-20規格で提供されることで、既存のDeFiプロトコルやウォレットとの相互運用性が高まり、利用の利便性が向上するだろう。

    一方で、ガス代(手数料)の高さやネットワーク混雑といったイーサリアム特有の課題も残る。
    ソラナに比べてトランザクション速度が遅いことから、短期売買を行う投資家にとってはコスト面での負担が増える懸念がある。
    こうした点を補うため、今後のBNBチェーンやトロン展開がどのように位置付けられるかも注目される。

    また、株式トークンの取り扱いには各国の証券規制が関わるため、法的整備や市場監督の在り方が議論の焦点になると考えられる。
    裏付け資産との1:1の担保関係が信頼性を支える一方で、透明性や規制遵守の徹底が市場拡大に不可欠であると言える。

    このように、xStocksのマルチチェーン戦略はグローバルな投資環境の変化を促す一方で、インフラ面・規制面双方の課題を克服できるかが成長のカギを握ると見られる。

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