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    テザー、USDTをビットコイン上で発行へ RGBプロトコル採用で決済基盤拡張

    2025年8月28日、ステーブルコイン大手のテザーは、ビットコイン上でネイティブにUSDTを発行する計画を発表した。
    次世代技術「RGBプロトコル」を採用し、スケーラビリティとプライバシーを強化した取引環境を実現するとしている。

    目次

    テザー、RGBでビットコイン上にUSDTを発行

    テザーは28日、ビットコイン基盤のRGBプロトコルを利用し、ステーブルコインUSDTを発行する構想を明らかにした。

    RGBはクライアント側での検証を特徴とし、ネットワーク全体に負荷をかけずにスマートコントラクトやトークン発行を可能にする。
    これにより、取引がより軽量でプライベートなものとなり、世界中のユーザーが直接BTCネットワーク上でステーブルコインを扱える環境が整う。

    ビットコインは価格変動が大きく「デジタルゴールド」とも呼ばれる投資資産であるのに対し、USDTは米ドルに連動して価値が安定する堅実性が特徴だ。
    投資・保有に適したビットコインと、日常決済に使いやすいUSDTを同じネットワーク上で切り替えて使えることの利便性は高い。

    新システムでは、ユーザーがビットコインと同じウォレットでUSDTを送受信できる。
    これにより資産管理の利便性が向上し、取引ごとに異なるアプリやネットワークを切り替える必要がなくなる。
    オフライン取引も含め、数十億人規模に高速かつ軽量、そしてプライベート性を重視した決済手段を提供するとしている。

    テザーのパオロ・アルドイノCEOは「ビットコインには真にネイティブで軽量、プライベート、スケーラブルなステーブルコインが必要だ」と述べた。
    同社は従来のオムニやイオス、アルゴランドなど利用率の低いチェーンから段階的に撤退し、需要が集中するネットワークへの注力を進めている。

    決済利用拡大の期待と課題

    現在、USDTの大半はトロンとイーサリアム上で流通しており、総額1,670億ドルを超える。
    そこにビットコイン対応が加わることで、世界最大規模の分散型ネットワークを活用した新たなユースケースが生まれる可能性がある。
    特に、ライトニング対応ウォレットや取引所との統合が進めば、ビットコインを基盤とする高速決済の実用性は飛躍的に高まるだろう。

    一方で、実装には課題も残る。
    RGBはまだ普及初期の技術であり、開発者や取引所がどの程度迅速に対応できるかが鍵となる。
    また、ビットコイン自体のスケーラビリティ問題が解決されたわけではなく、利用増加が新たな負荷を生む懸念も拭えない。

    それでも、ビットコインと安定価値のUSDTを一体的に扱える環境は、投資資産と日常決済通貨を両立させる強力な基盤となり得る。
    これまで価値保存や投資対象として扱われることが多かったビットコインが、実際の決済や送金の場面で使われる可能性が高まり、暗号資産の利用範囲を大きく広げることにつながるだろう。

    テザー社 お知らせ:https://tether.io/news/tether-to-launch-usdt-on-rgb-expanding-native-bitcoin-stablecoin-support/

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