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シャープ、生成AI搭載ドラム洗濯機を発表 クラウドによる新コース導入も可能に

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2025年8月26日、シャープは国内初となる生成AI対応のドラム式洗濯乾燥機「ES-12X1」「ES-12P1」を発表した。発売日は12X1が9月11日、12P1が9月18日である。
AIを利用した相談機能やコースダウンロード機能などを搭載した洗濯機として注目できる。

生成AIを初搭載 洗濯の悩みに答える新モデル

シャープが発表した新型ドラム式洗濯乾燥機は、同社のAIoT(※)戦略の中核を担う製品だ。上位モデル「ES-12X1」と普及モデル「ES-12P1」はいずれも洗濯容量12kg、乾燥容量6kgを備え、価格はそれぞれ39万6,000円前後と33万7,000円前後に設定されている。

最大の特徴は生成AIに対応した「COCORO HOME AI」で、利用者の質問に自然な言葉で回答し、衣類や素材に適した洗い方を提案する仕組みである。

これまでのAIoT機能はデータベースをもとにした操作支援が中心だったが、生成AIを用いることで「浴衣はどう洗うべきか」「コートの手入れは可能か」といった具体的な悩みにも対応可能となった。

さらにクラウドから新コースをダウンロードできる仕組みを導入し、洗濯機本体が持たない運転モードも追加できる。
タオル乾燥の「ふわっと」仕上げと「カラッと」仕上げを選択できるなど、柔軟性が増している。

乾燥技術も進化しており、上位モデルのES-12X1は、ヒートポンプとサポートヒーターを組み合わせた「ハイブリッド乾燥NEXT」を搭載。
温度・湿度センサーで衣類の乾き具合を常時モニタリングし、効率的に熱と除湿を制御する。
ES-12X1は新開発された「タオルケアコース」も備え、低温風とプラズマクラスターでパイルのつぶれを防ぎ、除菌・消臭も行うなど、従来にない付加価値を備えた。

両機種ともモモンガの滑空姿勢を模倣した「モモンガファン」を搭載し、風量を増加させつつ省エネ性も確保している。

※AIoT:人工知能(AI)とモノのインターネット(IoT)を組み合わせた概念で、家電や機器をネットワークに接続し、AIを活用して機能を高度化する仕組み。

生成AIで家電はどう進化するか 利便性とリスクの両面

生成AIの搭載は単なる機能強化にとどまらず、生活家電の利用体験そのものを変える可能性を秘めている。
ユーザーは洗濯に関する悩みの解決策を得られやすくなるため、利便性が大幅に向上すると見込まれる。
シャープは接続率30%にとどまる現行AIoT洗濯機を、40〜50%まで引き上げる目標を掲げており、ネット接続を前提としたサービス収益モデルの拡大も狙っている。

一方で、生成AIの利用においては、課題もあると考えられる。
クラウドを介したデータ処理は、利便性の裏返しとしてセキュリティリスクを抱えるほか、利用者がAIの回答を過信し、誤った方法で扱う懸念もある。とはいえ、他社に先駆けて生成AIを家電に実装したことは大きなインパクトがあり、今後の業界標準を方向づける試金石になると考えられる。
国内外で生成AI搭載家電が広がれば、家電メーカーにとって新たな競争軸となるだろう。
利用者の体験をどこまで便利にさせられるかが、次世代家電市場の成長を左右する鍵となりそうだ。

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