世界最大のETH保有企業ビットマイン、資産88億ドル超 保有量171万枚に拡大

2025年8月25日、米国上場企業ビットマインイマージョンテクノロジーズ(BitMine)は、同社の暗号資産と現金の総資産額が88億2,000万ドル(約1.3兆円)に達したと発表した。
イーサリアム(ETH)の保有量は171万枚超となり、暗号資産分野での存在感を一層強めている。
ビットマイン、ETH保有171万枚で世界最大規模に
ビットマインによれば、資産の内訳はイーサリアム171万3,899ETH、ビットコイン192BTC、現金5億6,200万ドルで構成されている。
とりわけETH保有数は直近の発表から約19万枚増加しており、暗号資産の分野における同社の積極姿勢を示す内容となった。
総資産額は前週の66億ドルから22億ドル増加しており、短期間で急速な拡大を遂げている。
同社は暗号資産インフラ企業として米NYSEアメリカン市場に上場しており、会長を務めるのは調査会社ファンドストラットの共同創業者トム・リー氏である。
株式の純資産価値(NAV)は7月末の22.84ドルから8月24日には39.84ドルへと上昇しており、市場からの評価も急速に高まっていることがうかがえる。
投資家層も豪華だ。
筆頭株主は有名投資家ピーター・ティール氏であり、ARKインベストメント・マネジメントのキャシー・ウッド氏などの大手機関投資家も名を連ねている。
こうした布陣がビットマインの強固な基盤を支えていると言える。
さらに、同社株式の取引高は8月24日時点で1日平均28億ドルを記録し、米国株の流動性ランキングではコインベースに次ぐ20位に位置づけられている。
暗号資産関連企業としては異例の高い市場存在感を示している点も注目に値する。
※イーサリアム(ETH):分散型アプリケーションの基盤となるブロックチェーンで用いられる暗号資産。スマートコントラクト機能を持ち、DeFiやNFTなど多様な用途で活用されている。https://plus-web3.com/media/ethereum/
巨額ETH保有が映す成長機会と不安要素
ビットマインの発表は、同社が今後もETHを中核資産として据える姿勢を明確に示す動きとみられる。
171万枚超という保有規模は、価格上昇局面で収益機会を最大化できる点で大きな強みとなるだろう。
ただし、集中投資にはリスクがある。
暗号資産特有のボラティリティから下落局面では資産価値が急減しかねず、ビットコインが再び市場を主導すれば、戦略自体が疑問視される可能性もある。
今後の焦点は、この膨大なETHをどう運用するかにあるだろう。
単純な保有にとどまれば市場変動に翻弄されやすいが、ステーキングや金融機関との連携を通じて収益基盤を多角化すれば、暗号資産エコシステム全体に強い影響力を発揮できるとみられる。
規制環境の不確実性は残るものの、ネットワーク成長に合わせて戦略を柔軟に調整できれば、持続的な拡大の道筋を描ける可能性がある。
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