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ホンダ、米AIスタートアップと提携 自動運転ソフト開発を加速

2025年8月20日、ホンダは米カリフォルニア州のAIスタートアップ企業ヘルムAIと、自動運転ソフトウエアの共同開発で協力すると発表した。
次世代の先進運転支援システム(ADAS)を2027年までに量産車へ導入する方針で、米国発のAI技術を取り込む狙いだ。

目次

ホンダ、ヘルムAIとADAS共同開発契約

ホンダは米AIスタートアップのヘルムAIと協力し、量産車向けの先進運転支援システム(ADAS)の開発を進める。
両社は2027年までの実用化を目指して複数年契約を締結した。
契約金額や詳細な期間は非公開だが、ホンダが本格的に米シリコンバレーのAI技術を取り込む姿勢を鮮明にした形だ。

ホンダが取り組むのは「エンドツーエンド運転技術」と呼ばれる手法である。
カメラやセンサーから得た情報をAIが直接処理し、アクセルやハンドル操作を自動生成する仕組みで、一般道路と高速道路の両方で部分的な自動運転を可能にすることを狙う。
これは米ゼネラル・モーターズ(GM)の「スーパークルーズ」、テスラの「オートパイロット」、中国BYDの「天神之眼(ゴッドアイ)」といった他社の先進システムに対抗する布陣となる。

2016年設立のヘルムAIは、教師なし学習(※)を活用した画像認識技術に強みを持ち、これまでに1億ドル超を調達してきた。
すでに複数の自動車メーカーや部品メーカーと連携実績を持ち、ホンダも2021年に同社へ3000万ドル(約45億円)を出資している。
今回の提携はその関係をさらに深化させる動きである。

※教師なし学習:AIに正解データを与えず、データ自体の規則性や特徴を自力で見つけ出す学習手法。画像認識など複雑なデータ処理に活用される。

自動運転競争で存在感狙うホンダの挑戦

ホンダがヘルムAIと手を組む背景には、自動運転技術が今後の競争力を左右するとの危機感があると考えられる。
電動化が業界全体の潮流となるなかで、次の差別化要素は自動運転ソフトに移りつつある。
AIによる運転制御の高度化は、事故防止や渋滞緩和といった社会的メリットを生み出す可能性がある一方、法規制や安全基準の整備が追いつかないリスクも孕む。

また、エンドツーエンド型の自動運転技術は大量のデータ処理を必要とするため、開発スピードや学習精度が競争の鍵を握る。
シリコンバレー発のAI技術を取り込むことで、ホンダは国内外メーカーに後れを取らない体制を築こうとしているといえる。

一方で、米GMやテスラ、中国BYDなど先行企業との競争は激しく、ホンダが世界市場で存在感を発揮できるかは不透明だ。
今後は自動運転技術の安全性や実用性をいかに高めるかに加え、規制当局や消費者の信頼を得られるかどうかが成否を分けるだろう。

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