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    ソフトバンク傘下アーム、アマゾン幹部を起用 AI向け内製半導体開発強化へ

    2025年8月18日、ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計大手アームが、アマゾンのAI半導体責任者ラミ・シンノ氏を起用したとロイターが関係者からの話として報じた。
    内製半導体開発の強化に本格的に乗り出す姿勢を鮮明にした格好だ。

    目次

    アーム、アマゾンAIチップ開発者を幹部に迎え半導体内製化を推進

    ケンブリッジに本社を構えるアームは、ソフトバンクグループが株式の大半を保有するIT・電気機器企業だ。
    プロセッサの設計に強みを持つが、自社で半導体を製造することなく、設計提供を中心に事業を展開してきた。

    しかし近年は、生成AIやクラウド用途の需要拡大を背景に、独自の半導体開発を進める必要性が高まっている。
    そうした状況下で、アームはアマゾンのAI専用半導体「Trainium」「Inferentia」の開発を主導してきたラミ・シンノ氏を招聘した。

    シンノ氏は大規模AIアプリケーションに最適化されたチップ設計に精通しており、推論から学習までを効率的に支える技術基盤を築いた実績を持つ。
    アームは7月に内製半導体への投資拡大を表明しており、レネ・ハースCEOは設計にとどまらずチップレット(※)や完全なシステム構築も視野に入れる可能性について語っていた。
    今回の人材起用は、その戦略を具現化する一歩と位置づけられる。

     ※チップレット:複数の小型半導体部品を組み合わせ、大規模システムを構築する設計手法。柔軟性と効率性の向上が期待される。

    AI需要拡大で加速する半導体競争 アームに期待と課題

    アームが自社半導体の開発を強化することで、AI市場における存在感を一段と高める可能性がある。
    特に、自社設計のCPUアーキテクチャとAI特化チップを統合すれば、データセンターやクラウド事業者に対してより強力な製品群を提供できるだろう。
    アームにとっては、設計提供に依存してきたビジネスモデルから脱却し、収益源の多角化を図る好機となり得る。

    一方で課題も存在する。
    半導体の内製化は膨大な資本と開発リソースを必要とするため、競合するエヌビディアやインテル、AMDに比べ後発のアームがどこまで追随できるかは不透明だ。
    さらに、AIチップ市場は進化のスピードが速く、短期間での性能改善が求められる。

    今回の幹部起用は期待感を呼ぶが、実際に市場で競争力ある製品を生み出せるかは今後数年の開発成果にかかっていると言える。

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