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    アマゾン、OpenAIモデルを初導入 クラウド事業の競争力強化へ転機

    2025年8月6日、米アマゾン・ドット・コムは、自社のクラウドサービス上でOpenAIの最新AIモデルを提供する方針を明らかにした。
    アマゾンがOpenAIのモデルを採用するのは初めてであり、クラウド市場における競争の構図が変化する可能性がある。

    目次

    OpenAIのAIモデル、アマゾンが初提供へ

    アマゾンは、自社のクラウドサービス「Amazon Web Services(AWS)」上で、OpenAIの最新AIモデルを提供する計画を発表した。
    提供対象は、AIアプリ開発者向けの「Bedrock(ベッドロック)」およびAIモデル構築・トレーニング用プラットフォーム「SageMaker(セージメーカー)」で、同社にとってOpenAIモデルの導入は今回が初となる。

    提供されるAIモデルは、高度な推論や自然言語処理能力を備えており、AIエージェントとしての活用が期待されている。
    OpenAIは同日、新モデルのリリースを発表し、コード生成やウェブ検索などの複雑なタスクを代行できると説明した。
    開発者によるカスタマイズがしやすい設計になっているという。

    AWSの幹部アトゥル・デオ氏は、「顧客に選択肢と柔軟性を提供したい」と、より柔軟なサービス構築に意欲を示した。

    これまでOpenAIモデルを再販可能だったのは、巨額出資関係にあるマイクロソフトのみであり、Azureが独占的に展開していた。

    クラウド競争に新局面 選択肢拡大の一方、収益化に課題も

    OpenAIモデルのAWS導入は、クラウド業界の勢力図に影響を与える可能性がある。
    マイクロソフトAzureが独占的に展開していたOpenAIモデルが、アマゾンのエコシステムにも加わることで、開発者や企業はより幅広いAIモデルを選べるようになるだろう。

    アマゾンは既に、AIスタートアップのAnthropicに約80億ドルを出資し、「Claude(クロード)」と呼ばれる同社モデルをBedrock経由で提供している。
    今回OpenAIモデルを追加したことにより、AWSは多彩なAIモデルを使い分けられるプラットフォームとしての色彩を強め、顧客の囲い込みを狙うと推測できる。

    ただし、AI投資の成果が株価や業績に直結していない現状もある。アマゾン株は直近で1%上昇したものの、年初来では2.6%の下落。
    7〜9月期の業績見通しも市場予想より軟調で、巨額投資の回収には時間を要する可能性がある。今後の焦点は、こうしたAIモデル提供がどの程度の実需と収益につながるかだろう。
    クラウド業界の競争はモデル性能のみならず、コスト・サポート・カスタマイズ性を含む“統合価値”の勝負に移行しつつある。
    今回のOpenAIモデルの導入により、アマゾンが選択肢の広さを武器にどこまで巻き返せるか、引き続き注目したい。

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