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    ソフトバンク、AIでゴルフ中継を革新 顔なし識別で選手名を自動表示

    2025年8月4日、ソフトバンクは、ゴルフトーナメントのライブ中継においてAIを活用し、顔を用いずに選手をリアルタイムで識別する実証実験に成功したと発表した。従来の課題を克服する新技術で、スポーツ映像配信の在り方が大きく変わる可能性がある。

    目次

    ゴルフ中継で顔を使わず選手識別に成功

    ソフトバンクは、ゴルフトーナメント「アース・モンダミンカップ2025」において、独自開発したAIを使った選手識別技術の実証実験を行い、約72%の精度で正しい選手名をリアルタイム表示することに成功した。

    同大会は2025年6月26日から29日にかけて千葉県袖ケ浦市のカメリアヒルズカントリークラブで開催され、会場には20台の中継カメラを配置。視聴者が任意のカメラ映像を選択できる「マルチアングル中継」に対応しており、それぞれの映像内に映る選手をAIが自動で特定し、画面に選手名やスコア情報を表示する仕組みが試された。

    従来、AIによる人物識別は主に顔を基にして行われていたが、ゴルフでは帽子や後ろ姿、遠距離ショットが多く、顔認識が困難だった。さらに、服装やゼッケンによる識別も難しいため、事前の映像学習が限定的になるという課題があった。

    今回の技術では、服装や髪型など顔以外の特徴をもとに、当日の映像からリアルタイムで学習し、選手を特定。初動ではスタッフが1番ホールや10番ホールの映像を元にAIへ個別に学習させる工程も導入された。

    技術的進化と商用化への課題

    今後、ソフトバンクが掲げる「2025年度中の商用化」に向けては、いかに識別精度を向上させるかがカギとなるであろう。複数AIモデルの併用や副次的データ(キャディの背中など)を活用したハイブリッド型の認識フレームワークが検討されており、技術の成熟が進めば、誤認率の低減とともに汎用性が高まると予測される。

    中長期的には、ゴルフ以外のスポーツへの適用拡大が視野に入ると思われる。たとえば、ユニフォームが似通っている競技(サッカーや野球など)においても、顔以外の身体特徴や動き、位置関係から個人を識別できる技術は応用の余地が大きいだろう。

    また、識別結果と連動した広告表示やデータ連携(選手の過去成績表示、SNS連動など)が可能になれば、視聴体験のパーソナライズ化が進み、インタラクティブな中継コンテンツとしての価値向上も期待される。

    ただし、映像データの取り扱いやAIによる個人識別に関しては、今後のプライバシー規制との整合性や倫理的観点からの検討も不可欠になるだろう。商用展開を広げるためには、技術的信頼性と社会的受容性の両立が求められる局面に入っていくと考えられる。

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