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    ニッスイ、北九州市にAI導入の新工場 老朽施設を集約し「モデル工場」へ

    2025年7月30日、ニッスイは北九州市に冷凍食品や練り製品を製造する新工場を建設すると発表した。
    老朽化した2工場の機能を集約し、AIなどの先端技術を導入した「モデル工場」として2027年の操業を目指す。

    目次

    AIやCO2削減技術を導入した次世代型食品工場を新設

    ニッスイは、北九州市戸畑区の自社所有地に新たな食品工場を建設する。
    同市内で稼働中の2工場が老朽化していることから、新工場に大半の機能を集約し生産効率を向上させる。

    新工場では、冷凍食品や練り製品などを製造する生産ラインに人工知能(AI)を導入し、オペレーションの最適化を図る。また、顔認証による入退室管理や、二酸化炭素(CO2)排出を実質ゼロとする脱炭素技術も採用する計画である。
    これらの取り組みにより、グループ全体の「モデル工場」として位置づける方針だ。

    建設予定地には子会社の北九州ニッスイの本社機能も集約され、2027年の稼働開始を見込んでいる。なお、投資額については現時点で公表されていない。

    地域の産業構造転換へ 先端技術と持続可能性で競争力強化も

    新工場の建設は、製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進や脱炭素社会への対応という観点からも重要な意味を持つ。AIによる生産効率の向上とCO2排出抑制を同時に実現することで、サステナビリティと競争力の両立を狙うとみられる。

    また、北九州市はかつての重厚長大型産業から、近年は環境・技術分野への転換を図ってきた経緯があり、今回の計画はそうした文脈と一致する。
    ニッスイが地場に根ざした雇用や技術拠点を維持しつつ、スマート工場としての機能を果たせば、他の食品企業への波及効果も見込める。

    一方で、既存の2工場の閉鎖に伴う雇用の再配置や、地域経済への影響については慎重な対応が求められる。AIやスマート化の進展は、省人化を前提とする側面が強く、再配置が円滑に進まなければ、地元の雇用や経済に悪影響を及ぼす可能性がある。

    加えて、顔認証やAIによる高度な管理体制の導入は、職場におけるプライバシーの在り方や、監視の度合いといった新たな倫理的・法的課題を突きつける。先端技術の導入が、必ずしも従業員の働きやすさや雇用の安定をもたらすとは限らないことは、あらかじめ認識しておく必要がある。

    こうした状況においては、AI導入による効率化と並行して、従業員へのリスキリング支援や、長期的な雇用戦略の提示が不可欠となる。
    企業の成長と社会的責任の両立が、今後のモデル工場の真価を問う試金石となるだろう。

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