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    Meta、個人向け超知能AI構想を発表 一部非公開により、オープンソース性への懸念も

    2025年7月30日、米Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは、AIによって個人の目標達成を支援する「パーソナル・スーパーインテリジェンス(個人向け超知能)」構想を発表した。
    従来のオープンソース戦略を一部見直し、今後は非公開モデルの開発も進める方針を示した。

    目次

    Meta、個人向け超知能AIで戦略転換 一部モデルは非公開に

    MetaのザッカーバーグCEOは7月30日、個人の支援に特化したAI「パーソナル・スーパーインテリジェンス(※)」の構想を発表した。
    視覚や聴覚を通じてユーザーの文脈を理解し、日常生活の中で自然に連携するAIを目指すもので、ARグラスやVRデバイスを活用した製品展開が想定されている。

    同時に、これまで強調していた「Llama」シリーズなどのAIモデルにおけるオープンソース方針についても、今後は慎重な対応を取る可能性があると表明。
    ザッカーバーグ氏は「超知能は新たな安全上の懸念を引き起こすでしょう。これらのリスクを軽減するためには厳格な対応が必要であり、オープンソース化する対象を選ぶ際には慎重さを要します」と述べた。

    Metaは過去、オープンモデルこそがOpenAIやGoogle DeepMindとの差別化要素であるとしてLlamaの公開に注力してきたが、今回の発言は戦略転換の兆しと受け止められている。
    特に、Llamaの最新バージョン「Behemoth」については開発の一時停止が報じられ、代わりにクローズドモデルの開発へ注力しているとされる。

    2025年6月には、MetaはAI企業Scale AIに143億ドルを投資し、新部門「Meta Superintelligence Labs」を設立。
    積極的な人材獲得やデータセンター建設により、AIの高度化を加速してきた。

    スーパーインテリジェンス(Superintelligence):人間の知能を大きく超えるとされるAIの概念。安全性や制御性が主要な研究テーマとされている。

    オープンからクローズへ 個人支援型AIの利便性と懸念

    今回示されたビジョンは、汎用人工知能(AGI)を用いて、個人の目標達成に寄り添うAIを重視する姿勢を示している。
    ザッカーバーグ氏はまた、他社のAIモデルを「すべての価値ある仕事を自動化しようとしている」と指摘し、自社との方向性の違いを強調している。
    個人向け超知能とMetaのデバイスが有機的に働けば、従来の業務効率化型AIとは異なるユーザー体験を提供する可能性がある。

    しかし、AIの高度化と非公開化が進めば、アルゴリズムの透明性や安全性への懸念も高まる。
    特に、個人の視覚・聴覚データを扱うAR/VRデバイスとの連携は、プライバシーのリスクを伴う。
    Metaの広報は「今後もオープンソースモデルの開発を継続する」とする一方で、「オープン、クローズドモデルの併用を予定している」とも明言しており、戦略の柔軟性を保っている。

    オープンソースで築いた信頼とコミュニティの支持を維持しつつ、商業的・安全保障的要請とのバランスをどう取るかが、Metaの次なる挑戦となるだろう。
    特に、AIの民主化と市場優位性の両立は、多くの企業にとって今後の試金石となりうる。

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