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    大東建託が「AI現場監督構想」を策定 9月から検査写真の自動分類を導入

    2025年7月24日、大東建託株式会社(本社:東京都港区)は、AIを活用して建設現場の管理業務を支援する「AI現場監督構想」を策定したと発表した。
    第一弾として、工程内検査写真を自動で分類するシステムを開発し、9月から全国の施工現場に導入する。

    目次

    検査写真のAI自動分類を9月導入 業務時間を50%削減へ

    大東建託は2025年7月24日、現場監督の業務をAIで支援する「AI現場監督構想」を策定し、同構想の第一弾として「工程内検査写真のAI自動分類システム」を9月より全国の施工現場に導入すると発表した。

    同社は常時約2,000件の施工現場を抱えており、複数現場を有資格者が兼務する体制を取っている。
    現場監督は工程や予算、品質、安全の管理を担うが、なかでも検査写真の分類業務は負担が大きく、検査項目は約260種にも及ぶ。

    新システムでは、AIがアップロードされた検査写真を自動で判別し、対応する検査項目に分類・登録する。
    これにより、現場監督が行っていた手動分類作業を大幅に削減できる。大東建託によると、当該業務にかかる時間は従来比で約50%削減できる見込みだ。

    今回の取り組みは、建設業界で進行する「建設2024年問題」への対応の一環でもある。
    特に、1級建築施工管理技士の高齢化と人材不足が課題となっており、同社はAIによる支援で管理業務の効率化と属人性の解消を目指している。

    AIで属人業務を標準化 人手不足と品質管理に向けた打開策に

    大東建託が策定した「AI現場監督構想」は、現場管理におけるスキルや業務の属人化という長年の課題に対する具体的な解決策となりうる。
    検査写真の分類のような定型業務はAIとの親和性が高いため、自動化による作業負担軽減は、特に人材不足の現場で即効性があると考えられる。

    また、現場ごとの差異をAIが吸収することで業務標準化が進み、監督業務の質と再現性も高まる可能性がある。ミスの削減による品質向上も期待できる。
    有資格者の負担を軽減しつつ、少人数でも複数現場を効率的に管理できる体制構築が可能となるだろう。

    一方で、AI分類の精度や現場ごとの運用差異への対応、協力会社との連携体制など、実装段階での課題も残る。とりわけ、写真の撮影条件や施工状況の違いによっては、AIの誤認識リスクが指摘される場面もあるだろう。

    今後は、検査写真にとどまらず、工程進捗管理や危険予知といった分野へのAI適用も視野に入る。
    業界全体としても、AIを活用した“スマート現場監督”の実現に向けた動きが加速する可能性がある。

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