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    ワークスアプリケーションズ、AIでERPを進化 クラウド基盤「HUE」に新機能

    2025年7月8日、株式会社ワークスアプリケーションズは、大手企業向けクラウドERP「HUE」の最新版のリリースを発表した。新たに搭載された複数のAI機能により、業務の自動化と精度向上が同時に期待できるとしている。

    目次

    「HUE」最新版に4種のAI機能を標準搭載

    ワークスアプリケーションズ(以下、WAP)は、独自開発のクラウドERP(※)「HUE」において、大幅なAI機能の強化を実施した。
    最新版では、「分析AI」「意思決定支援AI」「入力支援AI」「推論提案AI」の4つを標準搭載し、ERPの基本操作や実務プロセスを高度に自動化する構成となっている。

    「HUE」は日本の大手企業を主対象に設計された国産ERPで、2200社超の導入実績を有する。
    ユーザー企業から寄せられた要望の多くを個別対応ではなく標準機能として実装している点が特徴で、カスタマイズ不要でも高い業務適合性が評価されてきたという。

    今回のアップデートでは、経理・財務領域を中心にAIの活用を本格化させる。
    「分析AI」は、自由な指示で会計データの可視化が可能となり、残高照会や月次決算にかかる作業時間を短縮できる。
    また「意思決定支援AI」は、入金消込やワークフローにおいて候補や根拠を提示し、人間の判断を補完する仕組みとなっている。

    加えて、伝票入力などの経理業務に特化した自動補完機能「入力支援AI」や、Excelなどの外部ツールとERP情報を統合し、業務全体の支援を行う「推論提案AI」も用意され、業務の精度と効率の向上が図られている。

    WAPによれば、今回のAI機能はいずれも「HUE」にあらかじめ組み込まれており、ユーザーが特別な操作を意識せずとも自然に活用できるように設計されているという。
    また、Microsoft AzureとAzure OpenAI Serviceを基盤とした連携により、自然言語によるERP操作が可能となる。

    ※ERP(Enterprise Resource Planning):企業の経営資源を統合的に管理する業務基幹システム。会計・人事・販売・生産などを一元管理するためのソフトウェア。

    AIによる判断支援と現場変革、今後の展望

    今回のアップデートは、AIを「業務効率化の道具」から「業務判断の共創者」へと位置づける第一歩と見ることができる。
    特に日本の大手企業を主要ターゲットとする「HUE」にとって、属人的な運用やマニュアル処理からの脱却は、中長期的な競争力の源泉となり得る。

    今後は、経理・財務領域にとどまらず、人事、調達、物流などERP全体のモジュールにAIが広がっていくと予想できる。
    また、ユーザー企業ごとの業務文脈や過去データを学習し、より個別最適化された支援を実現する方向に進化する可能性も高いだろう。

    ただし、AIによる提案や判断が業務上の意思決定に与える影響が増すにつれ、法的・倫理的なガイドラインの整備も不可欠になると思われる。説明可能性や監査対応力が、今後のERP選定において重要な評価軸となるはずだ。
    AIによって業務は加速するが、それを受け止める企業の体制とリテラシーの成熟も問われることになるだろう。

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