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    楽天モバイル、900万回線突破もMNOは820万回線にとどまる

    2025年7月7日、楽天モバイルは携帯電話サービスの契約数が900万回線を超えたと発表した。ただし、この数にはMVNOや法人向けBCPプランが含まれており、自社回線(MNO)単体では820万回線にとどまる。

    目次

    楽天モバイル、独自回線820万回線で市場シェア拡大へ

    楽天モバイルは、携帯電話サービスの総契約数が900万回線に到達したと公表した。この数字は、同社が展開するMVNO(※1)サービスや災害時利用を想定したBCPプランの契約も含む。一方、自社の基地局網を活用するMNO(※2)回線は820万回線にとどまっている。

    2019年に「第4のキャリア」としてMNO事業へ参入して以来、楽天モバイルは「携帯市場の民主化」を掲げ、低価格でデータ通信無制限の「Rakuten最強プラン」を武器に急速な成長を遂げてきた。

    2024年には「最強家族プログラム」など4種の新プランを導入し、家族・若者・子ども・シニア層をターゲットに契約獲得を強化。これにより、他社からの乗り換えを促進している。

    さらに、2025年10月には動画配信サービス「U-NEXT」と組み合わせた「Rakuten最強U-NEXT」を開始予定。エンタメ需要を取り込み、付加価値の高いサービスを提供する狙いだ。

    実店舗である楽天モバイルショップの契約件数も前年同月比で1.2倍に増加し、特に多言語対応の強化により外国籍ユーザーの比率が25%まで上昇している。

    ※1 MVNO:他社の回線を借りてサービスを提供する仮想移動体通信事業者
    ※2 MNO:自社で基地局など通信インフラを保有しサービスを提供する移動体通信事業者

    1000万回線突破への道筋 課題は通信品質と収益性

    楽天モバイルが契約数900万回線を突破したことは、後発のMNOとしての存在感を着実に高めていることを示している。特に「Rakuten最強プラン」による無制限データ通信と低価格設定は、コスト重視のユーザー層に響き、乗り換えを促進してきたとみられる。

    さらに「U-NEXT」などエンタメサービスとの連携や、多言語対応店舗の拡充は、若年層や外国籍ユーザーといった新たな顧客層を取り込む起点になっているだろう。これらはARPU(※3)の向上や市場シェア拡大に寄与する可能性がある。

    一方で、MNO回線単体では820万回線に留まり、大手3キャリアとの規模差は依然として大きい。通信品質やエリアカバー率の改善が急務であり、特に地方でのユーザー獲得には時間を要する。

    また、無制限プランの低価格設定は収益性を圧迫し、設備投資や人員増強による固定費の増加が企業体力を試す要因となる。高付加価値サービスの拡充がなければ、利益確保は難しい局面に差し掛かるだろう。

    ※3 ARPU:1契約あたりの平均月間収益(Average Revenue Per User)

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