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    Adobe、生成AI強化でCreative Cloudを二分化 Proは無制限AIアクセスに値上げ、Standardは実質値下げ

    2025年7月2日、米AdobeはCreative Cloudの個人・教育向けプランを「Pro」と「Standard」に再編すると発表した。Proは生成AI機能を無制限に利用可能となる一方、Standardは機能制限と引き換えに実質的な値下げとなる。

    目次

    Creative Cloud ProはAI機能無制限、月額9,080円に

    Adobeは7月2日、Creative Cloudの新プラン体系として、既存の「コンプリートプラン」を「Creative Cloud Pro」へ名称変更し、並行して機能を抑えた「Creative Cloud Standard」を新設すると発表した。

    ProはPhotoshopやIllustratorなど20種以上のデスクトップアプリに加え、モバイル・Webアプリのフルアクセス、そして生成AI機能を無制限に利用できる。
    料金は現行の7,780円から9,080円へ引き上げられる。

    Photoshopの生成塗りつぶし機能をはじめ、Fireflyによる画像生成、動画翻訳、Premiere Proの生成延長機能など、従来の作業工程を大幅に短縮できる。
    さらに、Firefly上でOpenAIの画像生成やGoogleのImagen、動画生成AI「Veo」など、他社AIモデルとの連携も強化される。
    また、プレミアム生成機能として、月4,000クレジットが付与され、5秒動画なら最大40本の生成、音声・映像翻訳では最大14分まで処理可能となる。

    一方のStandardは、同じデスクトップアプリを利用できるものの、AI機能は月25クレジットに制限され、モバイル・Webアプリも基本機能に限定される。
    月額は6,480円で、現行のコンプリートプランよりも1,300円安価となる。

    両プランともクラウドストレージは100GBである。
    8月1日以降、現行プラン利用者は自動でProへ移行するが、更新月の1か月前にStandardへの切り替えも可能となる。

    今後の展望、新戦略による「進化」と「分断」

    Adobeの今回の施策は、生成AIをCreative Cloudの中心機能として位置づける明確な意思表明と言える。
    今後、生成AIの精度・速度・多様性がさらに向上するにつれ、「Proプラン=プロフェッショナル標準」という構図が固まっていく可能性が高い。

    一方で、ユーザーの分断も進行しかねない。
    価格や機能によって層が切り分けられたことで、利用頻度の少ないライトユーザーがCreative Cloudから離脱するリスクも孕んでいる。
    特に、フリーランスや教育現場では、Standardでも満足に利用できないという声が上がると予想できる。

    Adobeの新戦略が市場に受け入れられるかどうかは、今後数か月におけるユーザーの反応と、実際の機能進化の速度にかかっていると言えるだろう。

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