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LINEヤフー、全サービスをAIエージェント化へ 新基盤「Flava」で統合加速

2025年6月30日、LINEヤフーは社内外向け技術カンファレンス「Tech-Verse 2025」にて、新クラウド基盤「Flava」の本格導入と、全サービスのAIエージェント化構想を発表した。
経営統合後の真の基盤統合と生産性向上を両輪とする。

目次

新クラウド基盤「Flava」導入とAIエージェント戦略を発表

LINEヤフーは「Tech-Verse 2025」の基調講演にて、LINEとヤフーのインフラ統合を担う新プライベートクラウド「Flava」の本格展開を明らかにした。
統合前の2社は別々の技術・設備基盤でサービスを提供していたが、「CatalystOnePlatform」の下、アジア5カ国以上にまたがる300以上のプラットフォームを再構築する。

Flavaは、50万超のサーバーと毎秒3TBのトラフィック、1.2Ebyteのデータを少数精鋭で管理可能な高効率基盤であり、クラウド運用コストを平均4分の1に抑える。
性能もパブリッククラウド比で20%程度向上する見込みで、すでに複数サービスで導入が進んでいる。

この基盤を活用し、LINEヤフーは全サービスのAIエージェント化を開始。25年度中に累計1,000万以上のAIエージェントを展開する方針を示した。
たとえば、Yahoo! JAPANアプリでは還元率提案などのAIアシスタント機能が実装されており、LINEでは「LINE AI」「LINE AI Friends」の提供を予定している。これらには専用のロゴも付与し、AIサービスの認知を高める狙いがある。

現時点でも、月間8,000件の問い合わせ対応のうち92.1%がAIによって処理されており、社内業務にも「SeekAI」や多言語ツール「Scout」などを導入している。
開発者向けには「Ark Developer」を提供し、自動コード生成・レビュー・テストなどで開発生産性を10〜15%向上させるとしている。

AI活用で競争力向上も、運用負荷と透明性に課題

LINEヤフーが掲げる「全サービスAIエージェント化」は、ユーザー体験と業務効率の両面でインパクトが大きい。問い合わせ対応の自動化やレコメンドの最適化は、顧客満足度の向上と人件費削減につながるだろう。Flavaによるインフラ最適化と組み合わせれば、サービス品質とコスト競争力の両立が期待できる。

一方で、短期的には統合に伴う運用負荷や既存機能の再整理が課題になると思われる。
特にLINEとヤフーのサービスは重複領域も多く、AI導入と並行しての機能統廃合には慎重な調整が求められる。

また、AI導入による判断根拠の不透明性や、データ利活用のガバナンス確保も避けて通れない。ユーザーとの信頼関係を保つためには、アルゴリズムの説明責任やプライバシー保護体制の明示が不可欠となるだろう。

とはいえ、アジア全域で巨大プラットフォームを展開する同社にとって、インフラとAIの両輪による全体最適は、中長期的な競争力強化の鍵になると思われる。
今後の進捗次第では、国内外のIT企業に対するモデルケースとなる可能性もある。

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