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ぴあ、システム内製化に自律型AI「Devin」導入 品質管理から全開発工程へ拡張狙う

2025年6月17日、ITコンサルティング企業のウルシステムズは、チケット販売大手ぴあが自律型AI「Devin」を活用し、内製開発体制の強化を本格化していると発表した。
品質管理工程を中心にDevinの導入が実用フェーズへと移行しており、ウルシステムズが立ち上げを支援している。

目次

Devinを活用し品質管理の自動化と可視化を推進

ぴあは、約2200万人の会員と3万8000カ所の販売拠点を有する国内最大手のチケット事業者だ。近年はデジタルとビジネスの融合を加速させる中、内製開発へのシフトを戦略的に進めている。

2025年春に設立されたIT共創開発部は、事業部門と連携しながら、社内エンジニアが迅速にシステムを構築できる体制を整備している。
これに伴い、ウルシステムズの提案により、Cognition AIが提供する自律型AI「Devin」の導入が決定された。

Devinは、ソースコードの生成やテスト、ドキュメント作成などの一連の開発作業を自然言語の指示に基づいて自動化できるAIである。いわば「自律型ソフトウェアエンジニア」として、開発者の作業を支援する役割を担っている。

現在は主に品質管理領域で活用されており、UI変更後のブラウザテスト自動化、既存サービスの逆解析による仕様明確化、テストコードの生成、ドキュメントの更新、ソースコード資産の可視化など、幅広い工程にわたって活用されている。
Devin Wikiの導入も、開発資産全体の理解促進に寄与している。

ぴあのIT共創開発部は、導入から2カ月時点ですでに生産性の向上を実感しており、業務プロセスの最適化に対するAIの効果を評価している。

内製化を支えるAI導入 Devinを設計・運用工程にも拡張へ

今後、ぴあはDevinの活用領域を品質管理から設計・開発・運用へと拡張し、内製開発体制全体にAIを組み込む方針を掲げている。
開発者がDevinに的確な指示を与えることで、コード生成や検証の自動化が進み、より高度なシステムの提供が可能になるだろう。

また、メリットは単なる生産性の向上にとどまらない。
属人化しやすいシステム開発において、Devinがドキュメント整備やコード構造の把握を支援すれば、保守性やナレッジの継承も改善できると考えられる。

一方で、Devinの精度や実行判断には限界があると考えられるため、現場ではAIとの協働スキルが求められるはずだ。
特に指示の曖昧さや仕様の不整合があると、生成コードの品質が低下するリスクがある。そのため、環境整備と並行して、利用者側のリテラシー向上が重要になるだろう。

今回の取り組みは、少人数でも高品質な開発を実現するための先進的な試みとして、他の企業にも波及する可能性がある。

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