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    白黒映画「ゴジラ」などAIでカラー化し無断販売 66歳男性逮捕

    大阪府警は2025年6月17日、白黒映画をAIでカラー化し無断でDVD販売したとして、大阪府豊中市の宮本一平容疑者(66)を著作権法違反の疑いで逮捕したと発表した。販売対象には東宝の名作「ゴジラ」も含まれていた。

    目次

    AIで無断カラー化 著作権保護中の作品販売

    大阪府警によると、著作権法違反(権利侵害品頒布)の疑いで逮捕されたのは、豊中市のアルバイト・宮本一平容疑者(66)。2024年11月ごろ、東宝が著作権を保有する1954年公開の映画「ゴジラ」をAIを用いてカラー化したDVDとしてフリマアプリ等で販売していた疑いがある。

    宮本容疑者は、販売行為が違法であることを認識していたとされ「犯罪になると分かっていた」と容疑を認めている。調べでは少なくとも1500枚以上のDVDを出品し、「AIで高画質カラー化」「合法販売」などと謳って購入者を募っていた。

    この件は、2025年1月に著作権保護を推進する団体が大阪府警に相談したことで発覚。
    捜査の過程で、宮本容疑者が海外製のAIカラー化ソフトウェアを使用していたことも判明した。
    対象となった「ゴジラ」は著作権保護期間内の作品であり、法的に無断複製・販売が禁じられている。

    AIの進化と著作権の狭間 無自覚利用にも注意

    今回の事件は、AI技術の発展が既存の法律にどのような影響を及ぼすかという点でも注目される。近年、AIを使った古典映画のカラー化や修復、音声合成などの技術が急速に一般化し、個人でも容易に加工が可能となっている。

    一方、著作権法では映画などの著作物に対し、原則として公開から70年間の保護期間が設けられている。
    1970年以前の作品については、旧法により「著作者の死後38年」などの例外規定も残るが、いずれにせよ第三者による無許可販売は違法となるケースが多い。

    今回のようにAI技術を用いた二次創作物が違法販売に利用されるケースは、今後も増加する可能性がある。本事件は容疑者の故意的な犯行であるが、無自覚な権利関係への理解不足が新たな法的トラブルを招くリスクをはらんでいると言える。

    一方で、AI技術の活用そのものが否定されるべきとは言えない。正規のライセンス契約を前提としたAIカラー化やアーカイブ事業は、文化資産の保存と新たな価値創出につながる可能性がある。今後は、法制度の整備とユーザーのリテラシー向上が急務とされるだろう。

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