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シスコ、AI対応データセンター向け新ネットワーク技術を発表 企業運用の効率化へ

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2025年6月10日、米シスコシステムズは年次カンファレンス「Cisco Live」において、AI対応の新データセンターソリューションを公開した。複雑化する企業のITインフラの刷新を狙うものだ。

目次

Cisco Silicon OneでデータセンターのAI対応を一元化

今回の発表の中心は、統合型高性能ネットワークチップ「Cisco Silicon One」である。
従来はネットワークの用途別に異なるシリコンを使い分ける必要があったが、Silicon Oneは企業ネットワークやサービスプロバイダー、AI・機械学習のGPUクラスターまで一つで対応可能にした。

この統合はデータセンターの設計・運用の複雑さを減らし、効率化を促進する。
具体的には、AIの計算負荷が高い大規模GPUクラスターの接続に強みを持つ「Cisco Nexus 9000」シリーズスイッチに組み込まれ、数十から数千台規模のGPU拡張にも対応する。

さらに、次世代スイッチにはNVIDIAの専用ASIC「NVIDIA Spectrum-X」が搭載され、CiscoのOS「NX-OS」の最新版で動作する。この組み合わせにより、1台あたり最大51.2Tbpsの帯域幅が確保されるため、AI処理に必要な高速通信環境を実現できる見込みだ。

また、ネットワーク全体でリアルタイムのトラフィック制御を可能にする「Intelligent Packet Flow」や、自然言語で操作できる「Cisco AI Assistant」の統合も発表され、運用の自動化とトラブルシューティングの効率化が図られる。

シスコはこれらの技術を、NVIDIAと共同で開発中のAI特化型セキュリティプラットフォーム「Cisco Secure AI Factory with NVIDIA」に組み込む予定だ。

AI時代のネットワーク刷新がもたらす業務効率化と潜在リスク

シスコの発表は、企業がAI導入に伴うネットワーク負荷の増大に対応しつつ、運用コストを抑制できる可能性を示すものと言える。
単一アーキテクチャーで多様なネットワーク機能を統合できる点は、設計や保守の簡素化につながり、IT部門の負担軽減が期待できる。

また、高帯域幅対応によってAIモデルの高速トレーニングやリアルタイム推論が促進されれば、競争優位の獲得にも寄与するだろう。AIファブリック全体の動的制御機能は、パフォーマンス最適化や障害の早期発見に有効であり、システム全体に信頼性向上をもたらすと思われる。

一方で、こうした高度技術の導入には新たなリスクも存在する。特に、AIに特化したセキュリティは未知の脅威にさらされる可能性が高い。
シスコとNVIDIAの連携による「Secure AI Factory」も、完全な安全を保証するわけではないと考えられるため、継続的な監視やアップデートは不可欠だろう。

さらに、システムの高度化に伴う初期投資や既存インフラとの統合コストも企業のハードルとなりうるはずだ。
導入効果が長期的に見合うものになるかどうかは、利用ケースや運用体制次第と言えるだろう。

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