2026年7月30日、LINEヤフー株式会社は、AIエージェント「Agent i」の「お買い物」機能に、写真から商品を探せる「ショッピングレンズ」を追加したと発表した。同社は併せて3領域のエージェントも新設している。
画像認識とAIにより文字入力なしで同一・類似商品を即座に比較
LINEヤフーは、毎日の生活に寄り添うAIエージェントブランド「Agent i(※)」内の「お買い物」機能において、新機能「ショッピングレンズ」の提供を開始した。ユーザーは目の前にあるアイテムを撮影するか、保存した写真を選ぶだけで、同一商品や類似アイテムを簡単に検索できるようになる。商品名が不明な場合でも、テキスト入力を行うことなくスムーズに目的のアイテムを探し出せる点が大きな特徴だ。
検索結果は、同一商品ごとに整理されたカタログ形式で表示される仕組みとなっている。取扱ストアや価格情報が一覧でまとめられるため、提示された複数の候補から最適な条件を素早く比較検討することが可能だ。さらに、提示される追加質問へ回答することで条件の絞り込みも行え、求める商品や最適な購入先へ効率よくアクセスできる。
対象となるカテゴリは、家電や家具・インテリア、ファッション衣類、雑貨などを網羅している。機能は「Yahoo! JAPAN」アプリや「LINE」アプリ等で利用可能であり、PCブラウザ版への対応も順次進められる見通しだ。
※Agent i:LINEヤフーが提供していた「Yahoo! JAPAN」の「AIアシスタント」と「LINE」の「LINE AI」を統合し、誰でも使える支援を目指すAIエージェントの新ブランド。
領域拡大がもたらす利便性向上とEC・ポイ活エコシステムの強化
今回のアップデートでは「ショッピングレンズ」の搭載にとどまらず、新たな領域エージェントの追加も行われた。具体的には「天気コーデ」「ズバトクナビ」「美容・健康」の3領域が加わり、全体の対応領域は累計25領域(β版含む)へ拡大している。手軽に最適な服装提案やポイ活情報、健康のアドバイスを受けられる環境が整いつつあると言える。
視覚的な情報をトリガーとする購買体験の提供は、ユーザーの探す手間を削減し、EC領域における購買意欲を大きく刺激する可能性がある。選択肢を狭める絞り込み機能も備わっているため、ミスマッチによるストレスを最小限に抑えたショッピングが期待されるだろう。
一方で、生成AIを活用した出力結果の正確性や有効性については、サービス提供側が完全な保証を行っていない点に留意したい。ユーザー側も提示された価格やストア情報を最終確認する意識が求められると考えられる。統合ブランドとして進化を続ける「Agent i」が、日々の生活様式や購買行動をどう変革していくのか注目したい。