大学共通テストでAIが91%の得点率 東大合格ラインを超える

2025年の大学入学共通テストにおいて、生成AI(OpenAIの最新モデル「o1」)が解答を行った結果が注目されている。AIベンチャーのライフプロンプトが実施した実験によると、AIは約91%の得点率を記録し、東京大学文科1類の合格ボーダーラインを超える結果を示した。
目次
科目別の得点
テストは1月18日〜19日に行われ、AIの得点率は6教科中5教科が河合塾が予測した合格可能性50%のボーダーライン(86%)を上回っている。
科目別の得点では国語が94%、英語リーディングが98%、数学1Aが80%、数学2BCが93%、歴史総合(世界史探究)が97%と高い得点率を記録した。しかし、歴史総合(日本史探究)は79%と、他の科目に比べて低い結果だった。これは日本史のデータ量が少ないことが影響したと考えられている。
まとめ
今回の結果はAIの学習能力や知識の深さを示すものであり、今後の教育や入試制度におけるAIの役割についての議論を呼び起こしている。特にAIが高得点を獲得したことは、従来の学習方法や評価基準に対する再考を促す要因となるだろう。