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    ナスダック上場のアンバー社、1億ドルの仮想通貨準備金創設へ

    2025年5月12日、米ナスダック上場のアンバー・インターナショナル(AMBR)が、約1億ドル規模の仮想通貨エコシステム準備金を創設すると発表した。
    対象はビットコインやイーサリアムなど複数銘柄。DeFiと伝統金融の橋渡しを目指す同社の戦略が鮮明になった。

    目次

    主要仮想通貨を軸に1億ドル規模の準備金創設

    アンバー・インターナショナルは、機関投資家向け仮想通貨サービス「アンバープレミアム」を展開する米企業だ。
    今回の発表は、ブロックチェーンエコシステムの発展支援と事業拡大の加速を狙ったものである。

    準備金は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、XRP、ビルドアンドビルド(BNB)、ソラナ(SOL)、スイ(SUI)を中心に構成される予定だ。
    さらに、トランプファミリーが関与するDeFi(※)プロジェクト「World Liberty Financial(WLFI)」のステーブルコイン「USD1」にも資金を投じる可能性を示唆している。

    同社は単なる保有にとどまらず、AIエンジンによるブロックチェーン支援や新規事業開発にも活用すると明言している。

    CEOのウェイン・フオ氏は「今回発表した取り組みでは、資産を保有するだけでなく、革新的な機関の普及を進めていく。我々は機関と深く協業したり、当社が信じるエコシステムで影響力を高めたりして、機関が資金を投入するための安全で拡張性が高い経路を構築していきたい。」と述べている。

    過去にもアンバー社はソラナ保有企業「DeFi Development Corp」への投資や、Hash GlobalとのBNBファンド提供など、積極的な資産運用と提携を進めてきた。

    ※DeFi(分散型金融):中央管理者を介さずに金融取引を実現するブロックチェーン技術活用の新しい金融モデル。

    今後の展望

    アンバー・インターナショナルによる1億ドル規模の仮想通貨準備金創設は、DeFi市場と伝統金融の融合に向けた大きな布石と評価できる。
    特に、同社がAIとブロックチェーンを組み合わせた事業開発を進めている点は、今後の市場拡大の起爆剤になると考えられる。

    現時点では準備金の中心がビットコインやイーサリアムなど主要通貨だが、今後はより多様なトークンやDeFiプロジェクトへの投資が進む可能性が高い。これにより、アンバー社が市場形成における重要なプレイヤーとしての地位を確立する展開が想定される。

    一方で、仮想通貨市場特有の価格変動リスクは依然として大きく、機関投資家への普及には慎重なアプローチが求められる状況だ。
    さらに米証券取引委員会(SEC)など規制当局の動向が今後の事業展開に影響を及ぼすことは間違いないだろう。規制環境の変化次第では、アンバー社の戦略にも軌道修正が迫られる可能性がある。

    現段階ではDeFiと伝統金融の融合が順調に進むかは予断を許さないが、同社のような上場企業の積極的な取り組みは、業界全体の信頼性向上に寄与すると期待できる。
    この動きがWeb3市場全体の成長を後押しする要素となるか、今後も注視する必要があるだろう。

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