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    「ねんどろいど」顔パーツ検査にAI導入 精度は目視と同等の99.2%

    2025年5月13日、日本のフィギュアメーカー・グッドスマイルカンパニーは、人気シリーズ「ねんどろいど」の顔パーツ検査に外観検査AI「MENOU(メノウ)」を導入したと発表した。

    中国工場での品質管理強化を目的としたもので、検査精度は目視と同等の99.2%を実現した。

    目次

    世界的需要拡大の中で求められる高精度な検査 AI「MENOU」が課題を解決へ

    フィギュア市場はグローバルで急拡大を続けており、中でも「ねんどろいど」はその可動性とデザイン性で圧倒的な人気を誇っている。
    だが、その裏側では、需要増加に伴う製造負荷と品質管理の課題が浮き彫りとなっていた。特に、製造の中心拠点が中国にあることから、検査基準のバラつきや人為的ミスが問題視されてきた。

    この状況を受け、グッドスマイルカンパニーは検査工程の自動化に踏み切った。
    導入されたAI「MENOU」は、外観検査を専門とするAIソリューションで、ノーコード(※)環境でも構築可能な柔軟性が特徴だ。プログラミング不要で、現場のオペレーターでも扱える設計となっており、ルールベースの定量化や閾値設定によって検査基準の統一が可能となる。

    導入後の検査精度は99.2%に達し、目視と同水準の信頼性を確保。従来のアナログな検査体制に比べて、効率面でも優位性を示している。AIが持つ安定的な判断力により、人の主観に左右されない品質管理が実現したと言える。

    今後はさらなる生産数の増加にも柔軟に対応できる体制が整った。

    ※ノーコード:専門的なプログラミング知識がなくても、視覚的な操作だけでアプリケーションやAIモデルを構築できる開発手法。IT人材不足の課題を補う手段として注目されている。

    検査AIの普及がもたらす業界全体への波及と、グッスマの今後の展開

    グッドスマイルカンパニーは今後、「ねんどろいど」シリーズのさらなる多様化に合わせ、さまざまな種類の面相パーツで活用していく予定だという。

    この取り組みは同社の競争力を高めるだけでなく、フィギュア業界全体の品質管理レベルを底上げする可能性がある。
    大量生産と個体差が許されない精密商品という特性上、安定した検査体制の構築は市場競争において大きな優位性となるだろう。

    一方で、AI導入にあたっては初期コストや運用体制の整備も求められる。だが、長期的に見れば人的リソースの削減と品質安定によるブランド価値の向上が期待できるため、多くの企業にとっては十分に投資価値のある選択肢と考えられる。

    技術革新が進む中、AIによる製造支援は、ホビー業界においても避けて通れないテーマとなりつつある。

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