「かながわサイエンスサマー2024」NFTを活用したデジタルスタンプラリー
2024年6月28日、株式会社デジタルガレージ(以下、デジタルガレージ)より「かながわサイエンスサマー2024」参加イベントとして、NFTを活用した神奈川県の実証事業「かながわサイエンスサマー デジタルスタンプラリー」を実施することが発表されました。
本イベントは、子どもたちの「体験」をNFTで記録することで、環境や社会への意識をどのように育むのかを探る、未来を見据えた試みとなります。一体どのような取り組みなのか、詳細を見ていきましょう。
かながわサイエンスサマー デジタルスタンプラリー
デジタルガレージは「かながわサイエンスサマー2024(https://www.pref.kanagawa.jp/docs/bs5/cnt/f7414/)」参加イベントとして、NFTを活用した神奈川県の実証事業「かながわサイエンスサマー デジタルスタンプラリー」を実施します。
「かながわサイエンスサマー デジタルスタンプラリー」は、参加者が体験施設を訪れ、NFTを取得することで、各施設での体験を記録していくイベントです。デジタルガレージは、「体験」をNFTによって可視化することで、子どもたちの環境や社会に触れる機会への継続的な参加促進や、環境や社会への興味関心を深めることに繋がるかを検証します。
本イベントはデジタルガレージが、神奈川県「令和6年度 Web3技術による行動変容促進に関する実証事業」の採択事業者として、本実証事業の一環として実施するものです。神奈川県は本実証事業を通じて、地域課題の解決に向け、個人の行動変容を促進させる仕組みとして、NFT等のweb3の技術が有効であるか検証し、新たな地域政策の構築を目指します。
デジタルスタンプラリー 実施詳細
本イベントは「かながわサイエンスサマー」に参加した体験と思い出を、NFTによって記録する、子ども向けのイベントです。
NFTは、2024年8月1日(木)から10月15日(火)の期間中、神奈川県内の3つの施設で取得できます。また、すべてのNFTを集めた参加者を、抽選で、同年11月16日(土)の理化学研究所 横浜キャンパス一般公開にあわせて実施する特別なイベントへ招待します。
■実施期間:2024年8月1日(木)~10月15日(火)
■NFT配布施設:
・はまぎん こども宇宙科学館:https://www.yokohama-kagakukan.jp/(横浜市磯子区洋光台5-2-1)
・三菱みなとみらい技術館:https://www.mhi.com/jp/company/overview/museum/minatomirai(横浜市西区みなとみらい3-3-1)
・Mulabo! (ムラーボ!):https://mulabo.murata.com/(横浜市西区みなとみらい4‐3-8 村田製作所みなとみらいイノベーションセンター内)
■NFT取得方法:
NFT配布施設に設置しているポスターやPOPから、QRコードをスマートフォンで読み取ることでNFTを取得できます。
※NFTの取得・保管にはスマートフォンアプリ「Callback」のインストールが必要です。
iPhone: https://apps.apple.com/jp/app/callback-wallet/id1543659456
Android: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.thebasicsmeishi
「かながわサイエンスサマー2024」について
神奈川県では、未来を担う子どもたちに、科学の楽しさを知り、親しんでもらうため、 夏休み期間から秋にかけて県内の科学館、大学、研究機関、企業等が開催する子ども向け科学関連のイベント情報を、 「かながわサイエンスサマー」として紹介しています。
NFT配布対象施設
NFTの配布対象である3つの施設について見ていきましょう。3カ所すべて回ると理化学研究所 横浜事業所の特別プログラムの参加権が当たるチャンスがあり、科学好きな子どもには見逃せないイベントとなっています。
三菱みなとみらい技術館
三菱みなとみらい技術館は、深海から宇宙まで幅広いものづくりと最先端技術を、実物や大型模型などで楽しみながら科学技術に触れられる施設です。
ロケットエンジンの実物や深海調査船の大型模型をはじめ、電車や航空機などの乗り物の模型も多く展示されています。また、宇宙飛行士に求められる能力にチャレンジできるコーナーや、タッチパネルなど体験型展示も充実しています。2階のシアターでは全幅15メートルの円筒形大型スクリーンに、船やロケットなどのものづくりの工程や仕組みが映し出され、迫力ある映像を見ながら技術を体感することができます。
はまぎん こども宇宙科学館
館全体が巨大な宇宙船をイメージした体験型科学館です。
建物は5FからB2までの7階分あり、フロアごとにテーマの異なる5つの展示室が用意されています。注目は2023年2月8日に「少なくとも7億個の恒星を投影できるプラネタリウム投影機」として、ギネス世界記録™に登録された世界一の星空と体験できるプラネタリウムがあります。直径23mのドーム全体に美しい星々が広がり、臨場感あふれる宇宙を体験できます。ほかにも500㎏の本物のいん石に触ることができたり、宇宙飛行士の訓練をイメージした「月面ジャンプ」や「空間移動ユニット」の体験が人気です。
Mulabo!(ムラーボ!)
株式会社村田製作所が社会・地域貢献活動の一環として一般公開した子ども向け科学体験施設で、小学校5~6年生をメインターゲットに「エンジニアの卵が生まれるきっかけの場」をコンセプトとして創られました。
子どもたちが科学に触れ親しむきっかけを提供することで、将来のエンジニアが生まれる場所となることを目指しています。「目に見える科学」をテーマとした展示を体験したり、カフェ・ライブラリーではSTEAMに関する約200冊の本を自由に読むことができます。
デジタルガレージのWeb3領域の取り組み
デジタルガレージは、AIやWeb3などのテクノロジーを社会実装している会社です。
ここでは過去のWeb3の取り組みを紹介します。
DAOモデルの実証店舗としてweb3特化型会員制スペース「Crypto Cafe & Bar」を開設
デジタルガレージの事業所であるデジタルゲートビル内にて、web3特化型会員制スペース「Crypto Cafe & Bar(クリプト・カフェ&バー)(https://cryptocafe.bar/)」を開設し、「Crypto Cafe & Bar DAO」の設立を見据え、DAOモデルを実証するための取り組みを行っています。
「Crypto Cafe & Bar」は、web3特化型の会員制コミュニティ/コワーキングスペースです。NFTを会員権とし、日中はコワーキングスペース、夜はBarとして営業し、NFT会員権の保有者同士をつなぐハブとなります。
JCBの「NFTプレゼントキャンペーン」に技術協力
株式会社ジェーシービー(以下、JCB)が開始した、沖縄の加盟店を中心に実施する「NFTプレゼントキャンペーン」において、技術面での支援を行いました。JCBが実施している「JCBカードが使えるお店でラッキーチャンス!」キャンペーンを拡充したものであり、キャンペーン期間中に、同社の加盟店店頭に貼っているキャンペーンステッカーのQRコードからアンケートに回答すると、抽選でデジタルギフトやデジタルアーティストのKawaii SKULL氏のアート作品をモチーフにした限定NFTがプレゼントされるものです。また、本キャンペーンへの参加1回につき1円が、首里城未来基金(https://www.shurijo-fukkou.jp/)へ寄附されます。
今後の展望
NFTは、アートやゲームの領域を超え、私たちの生活の様々な場面に浸透しつつあります。
中でも、今回ご紹介する「かながわサイエンスサマー デジタルスタンプラリー」のように、体験を記録し、新たな価値を生み出す取り組みは、学びのDXを推進する可能性を秘めています。
体験を価値に変える
従来、子どもたちの学びの記録は、通知表や作品、そして記憶の中に留まるものでした。しかし、NFTを活用することで、体験そのものをデジタル資産として記録・保存することが可能になります。本イベントのように子どもたちは各施設で異なるデザインのNFTを取得することで単なるデジタルスタンプではなく、子どもたちにとって、達成感や学習意欲を高めるための「勲章」となる可能性があります。
さらに、NFTは、学びのパーソナライズ化にも貢献すると考えられています。例えば、子どもたちが取得したNFTの履歴を分析することで、個々の興味関心や得意分野を把握することができます。このデータは、学習塾や教育機関が、個々に最適化された学習プランを提供する際に活用できるだけでなく、子どもたちが自身の才能や興味に気づくきっかけとなる可能性も秘めています。
NFTは、学びを可視化し、新たな価値を創造することで、子どもたちの未来を拓く鍵となるかもしれません。
行動変容のきっかけへ
NFTは、地域活性化や社会課題解決の分野においても、NFTが持つ「行動の証明」という側面においてとても可能性を秘めています。
例えば、本イベントのように、地域イベントへの参加やボランティア活動、あるいは地域店舗での購買行動など、特定の行動に対してNFTを発行する仕組みが考えられます。これは、地域住民や来訪者に対して、積極的な行動を促すインセンティブとして機能するでしょう。
さらに、取得したNFTの数や種類に応じて、特別な特典やサービスを提供するといったゲーミフィケーション要素を組み込むことで、より効果的に行動変容を促すことも可能になります。また、NFTは地域コミュニティの形成にも役立つと考えられています。地域限定のNFTを発行することで、共通の価値観を持つ人々が集まり、新たなコミュニティが生まれる可能性もあります。これは、地域への愛着や帰属意識を高め、地域活性化に繋がる好循環を生み出す可能性も秘めていると言えるでしょう。
NFTは、個々の行動を可視化し、地域全体の活性化に繋がる、新たな社会システムの構築に貢献していく可能性を秘めています。
関連リンク
▼神奈川サイエンスサマー 詳細ページ
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/bs5/cnt/f7414/
▼デジタルスタンプラリー 詳細ページ
https://future.iko-yo.net/experience/31984
▼デジタルスタンプラリー プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000023393.html
▼Crypto Cafe & Bar プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000352.000023393.html
▼JCBの「NFTプレゼントキャンペーン」 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000330.000023393.html
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