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ジュピター、NFTプラットフォーム「ドリップ」を買収   ソラナエコシステムの強化へ

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2025年4月3日、米国発の分散型取引所ジュピター(Jupiter)が、ソラナ(Solana)基盤のNFTプラットフォーム「ドリップ(DRiP)」を買収したと発表した。買収額は非公開だが、本件はNFT市場の競争激化が進む中で、ソラナエコシステムの結束強化と市場シェア拡大を狙った戦略的動きと見られている。

目次

NFT市場の統合と機能融合による競争力強化を狙うジュピターの戦略

今回の買収により、ジュピターはNFT配布・マーケティングに強みを持つドリップの機能を取り込み、NFT市場での影響力を一段と強化しようとしている。

ドリップはこれまでに、Pudgy PenguinsやDoodlesといった人気NFTプロジェクトのプロモーションを手がけてきた。これにより、単なるNFT配布プラットフォームではなく、NFTの認知拡大とエンゲージメント促進を支える主要dApp(※)としての地位を築いている。

一方ジュピターは、ソラナ基盤のDEXとして、スワップ機能やポートフォリオ管理ツール、モバイルアプリといった包括的な金融機能を提供している。
今回の買収を受け、これらの機能にドリップで配布されてきたNFTを統合する計画だという。

さらに、ジュピターは現在新しいトークンローンチモデルの構築に注力している。これは、トークン発行とメディア的要素を組み合わせることで、特定のNFTプロジェクトに関心を持つユーザー層をコミュニティとして取り込む戦略である。
ドリップが得意とする「ストーリーテリングを伴うNFT配布」が、この枠組みの中核となる見込みだ。

※dApp(Decentralized Application)とは:ブロックチェーン上で動作する分散型アプリケーションの総称。中央管理者が存在せず、スマートコントラクトを通じて自律的に運用される点が特徴。

NFT市場縮小の波とジュピター×ドリップ統合の可能性

NFT市場全体では、2024年後半から取引量の減少が続いており、かつての熱狂とは対照的な状況にある。こうした流れの中、バイビット(Bybit)は2025年初頭にNFTマーケットプレイス事業の終了を発表し、同様にEthereum基盤で展開していた「X2Y2」もサービス終了を公表した。
市場規模の縮小とともに、競争はよりニッチかつ差別化された戦略を必要としている。

このような状況下で発表されたジュピターとドリップの統合は、NFT市場の再構築に向けた先駆けともいえる動きであると言える。単なるマーケットプレイスではなく、金融とメディア、コミュニティの要素を融合させた新たなユーザー体験を創出する点に独自性がある。
NFTそのものが単体で取引される商品ではなく、文脈や体験を伴って届けられる時代に向けたシフトが始まっているのではないだろうか。

ジュピターの今後の焦点は、ドリップが提供してきた「魅せるNFT配布」手法をどこまで自社サービスに自然に組み込めるかにかかっていると言える。エコシステム全体の結束を高めながら、NFT市場の新たな可能性を切り拓く挑戦は、今後も注目に値するだろう。

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