【Web3転職・副業】GMO NIKKOのNFT事業推進室 室長 佐々木さんへインタビュー | 誰でもNFTを利用できる世界を実現するデジタルエージェンシー
今回はNFTを活用したマーケティング支援という形で企業のWeb3進出を支援し、誰でも楽しめるWeb3の実現を目指しているGMO NIKKO株式会社(以下GMO NIKKO)のNFT事業推進室 室長 佐々木さんへお話を伺いました。本記事は、Web3領域にチャレンジしたいと考えている企業様やNFTを活用したマーケティングに興味のある方にぜひ読んで頂きたい記事となっています。
GMO NIKKO | NFT事業推進室 室長 佐々木さん
2002年入社。広告営業からコンサルタント、メディアバイイングのマネジメントを経験。宮崎オフィスとホーチミンオフィスの立ち上げを経て、2021年よりNFT事業を開始。現在は「NFTプロデュース byGMO」を通じて、一般企業やIP・コンテンツホルダーのファンマーケティング課題に対する最適なNFT活用を提供している。
GMO NIKKO株式会社 公式HP:https://www.koukoku.jp/
NFTプロデュース サービスHP:https://gmo-metaverse.com/nftproduce/
企業のマーケティングをNFTで支援する「NFTプロデュース byGMO」
––––まず始めに、GMO NIKKOが今取り組んでいる事業の概要について教えてください
GMO NIKKOは、昨年30周年を迎えたデジタルマーケティングを強みとする総合マーケティング支援会社です。お客様の先のユーザーを徹底研究し、Google、TwitterからYouTube、TikTokなどの広告活用、そして、NFTやメタバースなど新しいコミュニケーション手法も活用することで、お客様の課題解決につながる最高のマーケティングサービスを企画・提供しています。
––––佐々木さんが所属するNFT事業推進室ではどのようなことをしているのですか
NFT事業推進室は2021年10月からスタートし、現在は「NFTプロデュース byGMO」というサービスで、企業やタレント、アーティスト、スポーツチームなどのIP・コンテンツホルダーに、NFTを活用したファンマーケティング支援を行っています。
––––具体的な事業内容を教えてください
私たちがNFTのプラットフォームやマーケットプレイスを保有しているわけではないので、NFT活用のコンサルタント的な役割です。お客様の課題、目的に応じたNFT活用方法を企画し、最適なプラットフォーム、マーケットプレイスを提供しています。「NFTプロデュース byGMO」は、同じグループの「Adam byGMO」、マルチチェーンの「tofuNFT」、LINE連携が容易な「LINE NFT」、この3つと正式に提携している唯一のサービスです。
––––Adam以外のNFTマーケットプレイスとも提携しているのですね
「Adam」はGMOアダムという別法人が開発・運営しています。同じグループなので「Adam」でお客様の課題解決ができればベストですが、サービス上どうしてもできないこともあります。そういった場合に備えて他のプラットフォーム、マーケットプレイスも扱えるようにしています。
––––販売代理店制度のメリットについても教えてください
出品や取引を管理・サポートできる点です。NFTのサービスっぽくないかもしれないですが、我々代理店が管理・サポートすることで、出品者である企業やIP・コンテンツホルダーは不明な点をクリアしながらNFT活用にチャレンジすることができます。また、購入者であるユーザーにとっても、贋作・盗作をつかまされるリスクがないので、安心・安全にNFTを楽しむことができます。
GMO NIKKOがNFTで支援する様々な企業様について
––––どのようなところのファンマーケティングを支援しているのでしょうか
著名なところでは、芸能事務所TopCoat様所属の菅田将暉様、杉野遥亮様、萩原利久様。音楽関係では小室哲哉様、Repezen Foxx様。スポーツ関係では井上尚弥様、サッカーJリーグの名古屋グランパス様、清水エスパルス様。また企業では、ドン・キホーテ様、フランクミュラー様、アサヒ飲料様、Honda様などです。
––––幅広い業界でNFTを活用したマーケティング支援しているのですね
NFT活用の市場をつくるためにも、まずはNFTに触れる人を増やしたいと思っています。タレント、アーティスト、スポーツチームでは、ライブ会場や試合会場でNFTを無料で配り、ファンにNFTの保有体験を促しています。Jリーグの両クラブにおいては、今シーズンのリーグ戦のすべてのホームゲームでNFTを無料配布する予定になっています。NFTコンテンツのデザインに試合ごとの日付や対戦相手、イベントの内容などを盛り込んでおり、観戦の思い出に紙チケットの半券を残すような感覚で受け取ってもらっています。また該当NFTをコレクションすることでプレゼントが当たるなど、スタンプラリーのような展開も予定しています。
––––面白い取り組みですね。現地に行けば誰でもNFTをもらえるということですね
試合会場にNFT受け取り用のQRコードを掲示しているので、それを読み取れば誰でも受け取ることができます。このJリーグ両クラブの取り組みは「Adam」を使っています。「Adam」はウォレット不要のサービスなので、会員登録だけでNFTが簡単に受け取れます。まずはあまり難しく考えずに気軽に体験していただきたいので、極力「NFT」という言葉は伝わず、「デジタルグッズ」とアナウンスしてもらうようにしています。
––––そうなんですね。意図的にNFTという文言は使用していないんですね
清水エスパルス様にいたっては「S-PULSE NFT COLLECTION」としてスタートしましたが、現在はNFTを取り払った『パルコレ』を推しまくっています笑
清水エスパルス公式Youtube 『パルコレ』を学ぼう!! ~エスパルス NFT コレクション~ :https://www.youtube.com/watch?v=PczZKsAhIM8
絶対使わないというわけではないですが、ファン目線で考えると使わなくても良いのではないかというのが現状です。スポーツに限らずタレントやアーティストのファンも一緒ですが、NFTだから価値があると言ってくれる人はまだまだマイノリティです。何ならNFTと聞くとマイナスなイメージを持たれる人もいて、参加ハードルが上がってしまう。NFTを保有して欲しいということではなく、あくまで新しいデジタルグッズを保有して欲しいだけなので、NFTということを謳わなくても良いのかなと。海外で始まったNIKEやスターバックスもそんな感じですよね。まずはデジタルグッズを保有してもらい、気付いたらその裏側に技術としてNFTが使われてて、なんとなく理解していく。そんな流れで良いかなと思っています。
誰でもNFTを利用できる世界を実現する
––––NFT事業推進室の強みを教えて下さい
NFT活用における企画、ストーリー設計、ユーティリティ立案、ロードマップ作成から、コンテンツ制作、プロモーション、暗号資産管理まで一気通貫で支援可能です。タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、クリエイター、YouTuber、Vtuber、アスリート、スポーツチーム、そして一般企業と様々な業界での実績もあります。
また複数のマーケットプレイスが扱えることも特徴の一つです。私が知る限り「Adam」と「LINE NFT」、両方と正式契約している唯一の存在です。マーケットプレイスにはぞれぞれメリデメというか特徴がありますので、それらを加味してお客様の目的や課題可決に最適な選択をし、安心・安全なNFT活用を提供しています。
––––ミッションとしてはどのようなことを掲げていますか
NFTを活用したファンマーケティングを提供し、お客様、ファンの皆様、そして関わる自分たちが笑顔になる、ワクワクする市場をつくることです。またその市場においては先程触れたように、NFTということを意識せず誰もが当たり前に使っている状態にしたいです。
NFTを活用した新たなマーケティングを実現するメンバー
––––NFT事業推進室のメンバー構成について教えて下さい
専任は私の他に3人だけです。プランナーと呼んでいる営業から企画・実行まで担うメンバーが2名。オペレーターと呼んでいる管理・進行を担うメンバーが1名。その他兼務で関与してくれているメンバーがそれぞれ1名。私と兼務を含めると計6名です。尚、プランナーは渋谷オフィス、オペレーターは宮崎オフィスに在籍しています。
––––メンバーはどのようなバックグラウンドがございますでしょうか
グループ内公募で集まってくれたメンバーなので、みなインターネット関連の仕事には従事していました。その前は、営業、コンサル、クリエイター、様々です。参画前にWeb3系のビジネスに関わっていたということもなく、NFTの知識があったわけでもないです。公募をきっかけに興味を持ち、勉強し、今日にいたっています。全員、新しいことにチャレンジすることが好きで、エンタメが好きなメンバーです。
すべての人に最高のNFTを届ける GMO NIKKO NFT事業推進室
––––将来の展望についても教えてください
NFT活用の市場をつくりたいです。NFTは技術であって、手段でしかないので、もっと様々な業界、シーンで活用されるようにしたいです。IP・コンテンツホルダーのファンマーケティングにおける活用も引き続きですが、一般企業のプロモーションにおける活用も増やしていきたいと考えています。
あとはシンプルに自分たちがワクワクすることをやろうとメンバーと話しています。
––––チーム全員が一丸となり、ワクワクする未来に向かっているということですね
ワクワク大事ですね。クリプトウィンターとか言われていますけど、うちのメンバーはまだまだNFTにワクワクしています。このワクワクを、お客様とその先にいるファンの皆様にも感じていただけるような企画をプロデュースしていきます。
––––最後に読者へのメッセージを教えてください
NFTにワクワクしましょう!会員証やチケットがNFTに置き換わっている事例があるように、NFTの実用性は上がっています。これから保有や認証についての利便性も上がってくると思います。これからの市場なので、敵味方無く、NFTにワクワクしているみなさんと一緒にいろいろなことをワイワイやりたいです。
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