Doodles、話題のDoodles2のリリース前に概要と変遷を振り返っておこう!
この記事ではブルーチップNFTの1つである「Doodles」について解説します。NFTプロジェクトの中でもユニークな事例として紹介されることも多いので、NFTをこれから勉強する人にとっても参考になれば幸いです!
Doodles とは?
Doodlesは、ジェネラティブNFTプロジェクトの1つです。2021年10月に1万個のNFTがミントされ、瞬く間に大人気となりました。
リリース時のMint価格は0.123ETHですが、現在のOpenSeaのフロア価格は約6.3Ethとなっています。NFTバブルが崩壊したことで、全盛期からはフロア価格は下落していますが、今なお人気を誇るブルーチップNFTの1つです。
では、その人気の理由を3つご紹介します。
徹底したクリエイティブと世界観
DoodlesはジェネラティブNFTではありますが、元となるパーツは全て手書きで製作されています。そして、PFPとして円形に切り取られた時にどう見えるのかまで想定して製作されています。
また、SNSでの投稿はもちろん、ホルダー限定のイベントに対してかなり力を入れており、その世界観の一貫性が愛される要因となっています。
アパレルブランドも展開しています。
豪華な創業メンバー
Doodlesは「NBA Top Shot」を手掛けるDapper Labs、2017年にNFTブームを引き起こしたCryptoKitties出身の2人メンバーで創業されました。そこにアニメーターとして人気の1名が加わり、クリエイティブを担当しました。
その創業メンバーの豪華さからリリースと同時に人気となりました。
コミュニティ主導の姿勢
Doodlesは「Doodlebank」と呼ばれるコミュニティトレジャリーが存在します。ここに誰もが提案でき、NFTホルダーが投票権を持ちます。創業メンバーであってもここで提案し可決される必要があります。
そのウォレットアドレスも公開されているので、現在の資金状況や過去の使い道が全てわかります。
以上、3つがDoodlesの特徴であり、人気の理由と言えます。
Doodlesの変遷は?
では、2021年10月のリリースから今に至るまでの主要なニュースを見ていきます。
Space Doodlesの公開
2022年2月にDoodlesホルダーに無料でエアドロップされた「Space Doodles」は、Doodlsが乗る宇宙船をモチーフにしたNFTです。各Spaceにはパラメーターが割り振られており、将来的なメタバースやゲーム展開とそこでの使用が示唆されていました。
また、各Spaceには固有の10秒程度の音楽が割り振られていることもユニークな特徴の1つです。
CEOの交代
2022年5月、Doodles運営会社のCEOが交代しました。新CEOはアメリカの大手音楽ブランドBillboard(ビルボード)でPresidentも勤めた「Julian Holguin」です。
以前から親交がありDoodlesに協力していたHolguinが新しいCEOとなり、Doodlesはweb3発のIPとしてより発展させていくことを目標としています。
ファレル・ウィリアムスがチーフブランドオフィサーへ就任
グラミー賞を過去に7度受賞している世界的なシンガーであり音楽プロデューサーのファレル・ウィリアムスがDoodlsのチーフブランドオフィシャーに就任したことが2022年6月に発表されました。
約78億円を資金調達
2022年9月に資金調達の完了を発表。製品開発や買収、独自技術だけでなく、エンジニア及びマーケターなど世界クラスの人材獲得に充て、チームを11人から30人に増やすと発表しました。
アニメーションスタジオを買収
2023年1月、アニメーションスタジオのゴールデンウルフ(Golden Wolf)を買収したことを発表しました。
ゴールデンウルフは2013年に設立されたアニメーションスタジオで、アディダス(Adidas)やディズニー(Disney)ともアニメーションを制作した実績がある古くからあるスタジオです。過去のDoodlesのイベントでも映像制作を共同で行っており、今回の買収ではDoodlesの物語制作に力を入れていくとのことです。
Doodles2の発表
数百万人にDoodlesを届けるための野心的なプロジェクトです。Doodles2の販売はまだですが、その元となるであろうGenesis Boxはすでに配布されています。
以上が、Doodlesの主なニュースです。
Doodlesの展望は?
では最後にDoodlesのこの先の動きを考察します。
大きな方向性としては「web3発のIPとして拡大させていく」ことにありますが、音楽や芸能業界に強いCEOの就任とアニメーションスタジオの買収から、以下の展開が考えられます。
- 音楽製作
- アニメ製作
これらのクリエイティブを通してIPとしての認知度をあげていき、アパレル等の関連グッズの製作も手掛けていくと考えられます。
また、Doodlesの展望に欠かせないのが先ほども紹介した「Doodles2」です。
Doodles2は上半身だけだったDoodles1と異なり、全身のクリエイティブとなります。また、着せ替え可能なアイテムの販売も可能となり、NFTのカスタマイズが可能となります。
これらの作品を数百万規模で販売していくことを計画しているようです。また、チェーンはFLOWを採用するようです。これは創業メンバーの2人がFLOW開発会社のDapper Labs出身であることも関わっているかもしれません。
大規模なNFTプロジェクトとなりますので、販売開始が非常に楽しみです。
以上、Doodlesの概要と変遷、そして展望についてまとめてきました。個人的に非常に好きなクリエイティブなので、今後も注目していきたいと思います!
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