フルカスタマイズ可能なNFTアートプロジェクト「I’m still here with you.」
2020年-2022年のNFTアートバブルが終わりNFT業界全体が落ち着きを見せていた中で、新たな形のNFTアートが登場し話題を集めています。それは、クリエイター、エンジニア、ファウンダーでもない方のためのNFTというビジョンの下、今までにない未完成のアートをあなたの好みに合わせて完成させることができるカスタマイズ型アートNFTです。
これまでWeb3業界にいなかった人のためのNFTと言っても過言ではない程、Web3業界以外のための方を思ったプロジェクトになっており今後も注目されていくと思いますので当該NFTプロジェクトを考察します。
「I’m still here with you.」とは?
「I’m still here with you.」(以下WithYou NFT)とは、15種類の絵のテーマと500種類以上のパーツを全てカスタマイズすることができる新しいNFTアートのプロジェクトです。日常部屋の中の風景をモチーフとしており、その風景の中に各パーツを自由にカスタマイズすることが可能で、企業のキャラクターやグッズ、ブランドとしてのコラボレーションなども実施しています。WithYou NFTには、「NFTs in NFT」という機能があり、NFTの中にNFTを飾ることができます。2023年3月末にコミュニティ限定で行った先行販売ではわずか48秒で即完売しています。
これまでのNFTアートといえばジェネラティブNFTが一般的でしたが、NFTのデザイン自体をユーザーが自由に組み合わせるというのは新しく、新たなユーザー体験を創出しています。その特徴により、ユーザー自身で簡単に自分だけのNFTを創出することができるため、Web3ユーザー以外のユーザーにもとっつきやすいNFTアートとなっています。
「I’m still here with you.」の詳細
WithYou NFTの特徴はなんと言っても、未完成のアートをあなたの好みに合わせて完成させるというカスタマイズができることです。服装や家具など20か所を超えるパーツを好みに合わせてカスタマイズ可能であり部屋の中には自分のNFTも飾れます。完成したアートを左右で組み合わせることもできるので、そのバリエーションは”無限大”となっており、そのカスタマイズ方法は大きく「Customizable NFT」、「NFTs in NFT」、「NFT 2 in 1」の3つがありますのでご紹介します。
Customizable NFT
髪型や服装、家具や照明、観葉植物、時計、置物など、部屋の中の様々なパーツを組み替えられます。
ユーザー自身でパーツを組み立て、あなただけのNFTアートを作ることができます。
NFTs in NFT
所有しているNFTをWithYou NFTの部屋にNFTとして飾ることができます。お気に入りのNFTで部屋を彩ることができます。
NFT 2 in 1
左右のNFTの組み合わせ次第で新しい物語を創出できます。家族や恋人、友人、親しい仲なのか、喧嘩しているのか等組み合わせによってこの世で1つだけのストーリーのNFTとなります。
また、WithYou NFTはWithYou NFT自体のNFTだけではなく、他NFTプロジェクトも味わうことができる「Digital NFT Art Gallery」を目指しています。また、フルカスタマイズ機能、「NFTs in NFT」の機能によりNFTを実物のアートのように長く保有していることで価値が生まれるものにするべく、さまざまはホルダーメリットを提供していくとのことです。その第1弾として、「NFTを保有していることで多様なプロジェクトのNFTがもらえる抽選会」を毎週開催していたり、また、WithYou NFTを保有し続けることでコミュニティ内で利用できるポイントが加算されるような仕組みも新たに計画をしています。
他プロジェクトとのコラボレーション
WithYou NFTはすでに、他企業や他プロジェクトとコラボレーションを複数実施していますのでそれらをご紹介します。
うまい棒とのコラボレーション
うまい棒とのコラボレーションでは、WithYou NFTとうまい棒のコラボNFTを全15種類作成し、WithYou NFTとうまい棒の公式SNSのフォローとTwitterのキャンペーン投稿いいね&リツイートすることにより、NFTとうまい棒スパイシービーフカレー味を抽選で15名様へプレゼントする企画を実施しています。
コントロールベアとのコラボレーション
NFTアートのコントロールベアとのコラボレーションでは、コントロールベアNFT15枚(価値0.75ETH)とWithYouレアNFT15枚を、WithYou NFTとコントロールベアの公式SNSのフォローとTwitterのキャンペーン投稿いいね&リツイート、タグツイート及びdiscordへの入室より、無料でプレゼントする企画を行なっています。
「I’m still here with you.」販売情報
WithYou NFTのMint日は2023年5月25日(木)日本時間 22時開始となっており、価格は0.04 ETH (確定ALは0.036ETH)です。合計2,000枚野販売を予定しており後述するALを獲得することで優先的にNFTが入手可能となっています。
WithYou NFTのAL(Allow List)を獲得する方法
AL(Allow List)とは、NFTを購入する際に、一般ユーザーより優先的に購入できる権利のことであり、下記要件を満たすとALを獲得することができます。
- コミュニティ内でのタスクをこなすことで購入券となるロールを獲得する
- Discordコミュニティ内での会話量を増やしてコミュニティ内でのロールを獲得する
- TwitterやDiscord内でWithYouのALをGiveaway に参加する
- WithYou NFTが開催しているDiscord上のイベントに参加する
今後の展望
WithYou NFTの今後について、NFTの組み合わせの拡大に加え、ポイントの発行や他プロジェクトとのコラボレーションを行なっていくとのことです。
女性が左側にいる部屋を映した「Season1 Woman L」を掲題の2023年5月末にリリース後、左右で1つに組み合わせることができる「Season2 Man R」のリリース、その後WithYou NFTの真骨頂であるカスタマイズできるジェネレータをリリースしていく予定です。さらに、「Hold to Earn」の仕組みであるポイントシステムの導入を以て、「Digital NFT Art Gallery」の実現を目指していくとのことです。
NFTアートは今後、ユーザーが自由にカスタマイズできるものも普及されていくと考えられます。その理由としてはNFTの基本概念の1つである「1点もの」ということにプラスして「自分だけの」という要素が追加され、よりNFTの所有に対する充足感を得ることができるためです。そのような観点でユーザーがカスタマイズできるNFTが広まることで、これまでNFTに興味のなかった人もNFTに興味を持つきっかけとなる可能性も高いです。
また補足ですが、一般ユーザーにとってNFT自体敷居が高いものとなっていますが、その中でWeb上で自由に描いた絵をシームレスにNFTにできるというNFTへの参入障壁を下げるプロジェクトも話題となっていますので下記します。
On-Chain Canvas
Adobe IllustratorのようにWeb上で誰でも自由に絵を書き、その絵をNFT化できるというものです。これまで一部のクリエイターしか参入できなかったNFTの敷居を下げることに貢献するプロジェクトとなります。
このように他の誰かのプロジェクトのNFTを購入するのみでなく、自分だけのオリジナルのNFTをより発行しやすくなり、NFTを通して自分を表現することがより容易になると予想できます。
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参考文献
- サムネイル及び見出しの画像はI’m still here with youの公式サイト 、公式SNSから引用
- プレスリリース