Curve Finance (カーブファイナンス)
Curve Financeは、ステーブルコインの取引を効率的に行うように設計された分散型取引所(DEX)です。
2020年8月にローンチし、2023年2月時点で預かり資産No.1のDEXとなっています。
通常のDEXでステーブルコイン同士の取引をすると、スリッページ(価格差)が生じてしまい、1ドルが1ドルで交換できないことがよくあります。
Curve Financeはこの問題を解決すべく「同じ価値のトークン同士を取引するためのプラットフォーム」という構想をもとに開発されました。
具体的には「Stable Swap」という自動マーケットメイカー(AMM)が採用され、スリッページが極力生じないように設計されています。
CRVトークン
Curve Financeの運営はDAOによって意思決定が行われています。
DAOに参加するにはCurve Financeのガバナンストークンである「CRVトークン」が必要です。
CRVトークンを多く保有することで、Curve Financeの運営に影響を与えることができます。
またCurveではveCRVという仕組みを採用しており、CRVをステーキングすることで取引手数料の一部が分配されたり、報酬をブーストさせるプールを選ぶ投票に参加できたりします。
そのためこの仕組みを使った流動性の獲得競争「Curve Wars」という事象が発生しました。
トークノミクスを勉強する上ではとても勉強になるので、Curve Warsについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参照ください。