Cool Cats NFTとは?CryptoPunks、BAYCに次ぐ10ETH超えプロジェクトは、実は10年構想だった?その誕生と変遷、展望を予測!
この記事では「Cool Cats NFT」について解説します。CryptoPunksやBAYCほど話題にあがりませんが、列記としたブルーチップNFTの1つであり、今なお非常に高い人気を誇るプロジェクトです。その誕生と変遷からNFTプロジェクトを勉強するきっかけになれば幸いです。
Cool Cat NFT とは?
Cool Cat NFTは、記事執筆時点の2023年2月末の段階でTVL132,469Eth、フロア価格2.2Ethを超えるNFTプロジェクトの中でも屈指の人気を誇るブルーチップNFTです。
青色の猫をモチーフとしたクリエイティブが特徴的です。
では、その誕生についてもう少し深堀していきます。
NFT情報
Cool Cats NFTは2021年7月1日に9,999体のジェネラティブNFTとして販売されました。ミント価格は当初0.06Ethでしたが、コミュニティからの反対もあり、販売から1時間後に0.02Ethに値下げしました。(0.06Ethで購入した人には返金)
結果、販売開始から約8時間で完売しました。
ファウンダー&クリエイティブ誕生の裏側
ファウンダーはアーティストのclonとElu、Tom、Linqというブロックチェーンエンジニアとマーケターです。そして、アーティストのclonによって生み出されたCool Catのクリエイティブには意外な歴史が存在しました。
NFTとして売りに出されたのは2021年7月ですが、実は10年以上前からclonが書いていたキャラクターでした。
当初から猫がモチーフでしたが、色も水色ではありませんでした。そこから試行錯誤を経て、Cool Catの現在の形に落ち着きました。
そんなCool Catですが、現在はアパレルや漫画展開などもされており、web3業界のハローキティになることをビジョンに掲げています。
関連PJの存在
また、Cool Catsには関連プロジェクトとして「Cool Pets」が存在します。クールペットコレクションは、エア、ウォーター、ファイア、グラスの4つのエレメントで構成され、19,999個のユニークなNFTです。卵からスタートしたペットは、ゲームによって最終形態に進化していきます。
コミュニティを大事にする姿勢
Cool Catsの大きな特徴の1つにコミュニティに対しての姿勢が存在します。NFTプロジェクトの多くはコミュニティを大切にしていますが、その中でもかなり力を入れています。販売収益の20%が運営資金として還元されることが約束されているなど、ユニークな取り組みが数多くありますので、主要な取り組みを紹介します。
毎月エアドロップ
Cool Catsではホルダーに対して毎月コラボNFTを無料でエアドロップしていました。それぞれの季節にあったクリエイティブや有名ブランドとのコラボでのクリエイティブなど、無料で配布しています。チェーンはPolygonを選択しています。
謎解きイベントなどの開催
定期的にホルダー限定イベントを開催しています。その中の1つに謎解きイベントがあります。謎解きに回答できた人に限定NFTやグッズを配布するイベントですが、あのTIMES誌ともコラボで実施しました。
その他にも二次創作画像コンテストなど、コミュニティ参加型のイベントを多数企画しています。
商用利用権の解放
これはNFTプロジェクトの中では珍しいことではありませんが、Cool Catsも商用利用権を解放しています。PFP利用やアイコンやバナー、HPへの利用はもちろん、グッズ制作にも利用できるので、活発なグッズ制作が行われています。
このようにコミュニティと共に作り上げていく姿勢が強く見て取れます。
展望は?
最後はその展望を見ていきます。
いくつか特徴的な動きはありますが、その中で最近発表されて話題の取り組みはこちらです。
「Journey」と呼ばれる取り組みはゲームのような体験のようです。
HP上にすでに公開されており、Cool Cats と Cool Pets の所有者にエアドロップされたFracture NFTがプレイに役立つそうです。また、Fracture NFTを保有していない人でもプレイ自体は可能とのことです。
公開は48週間にわたってされ、そこでの経験値を元に新しい展開があるようです。ゲームのプレイ方法等の詳細はHPにLitePaperとして公開されていたのでぜひこちらからご覧ください。
また、実はCool CatsはCool Cats MILKという独自トークンの発行もしています。トークン価格自体はミント後に暴落してしまっていますが、将来的な展望にCool Cats エコシステムを作り上げていくことが掲げられているので、トークンを活用した経済圏を築いていくことも予想されています。
しかし、その大きな方向性は変わらずにweb3発のブランドとして有名になっていくことです。コミック、グッズ、ゲームなど、NFTプロジェクトとして多数の展開をしながら、様々な仕掛けを施しながらエンタメのブランドとして有名にしていくことがビジョンとして掲げられています。
引き続き非常に楽しみなプロジェクトです!
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参考文献
- サムネは公式Mediumより
- 公式HPはこちら
- 公式OpenSeaはこちら
- 【miinのNFT辞典】COOL CATSからみるNFTとマーケティングについて