コイントレード、無期限・複利運用のステーキングサービスを開始

2025年2月5日、国内暗号資産取引所のコイントレードは、新たに無期限かつ複利運用が可能なステーキングサービス「コイントレードステーク」を開始した。これにより、ユーザーは暗号資産を長期間にわたり効率的に運用できるようになる。 

新サービスの特徴と従来プランとの違い

コイントレードが提供を開始した「無期限・複利運用ステーキングサービス」は、ユーザーが一度申し込むと、自身の意思で解除するまで継続的に運用が行われる仕組みだ。

これにより、長期的な資産運用のメリットを最大限に享受できると考えられる。 

従来のステーキングサービスでは、90日ごとの更新が必要であり、単利運用が主流であった。そのため、長期運用における利益の増加には限界があったと言える。

しかし、新サービスでは報酬が自動的に再投資されるため、複利効果による資産増加が期待できる。 

ステーキングとは、Proof of Stake（PoS）アルゴリズムを採用するブロックチェーンにおいて、一定量の暗号資産をロックすることで、取引記録の生成に参加し、報酬を得る行為を指す。これにより、ユーザーは保有する暗号資産を活用して、追加の利益を得ることができる。 

対応暗号資産とユーザーへのメリット

現在、「コイントレードステーク」で取り扱われている暗号資産は以下の通りである。

コスモス（ATOM）

ニア（NEAR）

アバランチ（AVAX）

イーサリアム（ETH）

ヘデラ（HBAR）

ソラナ（SOL）

ポルカドット（DOT）

テゾス（XTZ）

アイオーエスティー（IOST）

カルダノ（ADA）

これらの暗号資産を無期限かつ複利で運用することで、ユーザーは資産の効率的な増加を目指すことが可能だ。また、期間途中での解除や更新手続きが不要となり、利便性も向上している。 

特に、長期的な視点での資産運用を考えるユーザーにとっては、非常に魅力的な選択肢となる。

一方で、無期限の運用にはリスクも伴う。

市場の変動により、暗号資産の価値が大幅に下落する可能性があるため、長期的に資産をロックすることが必ずしも安全とは言えない。

また、複利運用が可能である一方で、報酬の再投資が自動で行われるため、ユーザーがその運用状況を把握しづらくなる恐れもある。特に、暗号資産市場は非常に変動が激しいため、定期的な見直しが必要であることを忘れてはならない。

コイントレードの無期限・複利運用のステーキングサービスは、今後の暗号資産市場において重要な役割を果たす可能性がある。

コイントレードがこの新サービスを通じて、どのように市場での地位を確立していくのか、今後の展開に期待が寄せられる。