イーロン・マスク氏のテスラ、ビットコイン保有継続 評価額は1600億円相当
2025年1月30日、テスラ社が現在も約9,720ビットコイン(BTC)を保有しており、その評価額は約1,600億円に達していることが明らかになった。テスラは2021年からビットコイン投資を行い、2022年に一部を売却したものの、長期的な保有方針は変わっていない。この戦略が仮想通貨市場に与える影響や、イーロン・マスク氏の役割についても注目されている。
テスラのビットコイン保有とその戦略
テスラ社は2021年2月に約15億ドル相当のビットコインを購入し、その投資戦略が注目を集めた。その後、2022年第2四半期に保有していたビットコインの約75%を売却し、約9億3,600万ドルを回収した。
しかし、現在も9,720BTC(約1600億円相当)を保有しており、これらは同社の総資産のわずか0.046%に過ぎないが、依然として企業戦略の一環として重要な位置を占めている。
このビットコイン保有は、仮想通貨市場における機関投資家の参入を促す要因となっていると考えられている。テスラは長期的な保有を予定しており、今後もその姿勢を変えることなく、仮想通貨市場への影響力を維持すると予測される。
FASB規則変更とテスラの会計処理
2024年に米国財務会計基準審議会(FASB)が導入した新しい会計基準により、テスラはデジタル資産を時価評価することが義務付けられた。これにより、テスラはビットコインの評価額を大幅に引き上げ、2024年第4四半期に6億ドルの利益を計上した。
この変更は、仮想通貨保有企業にとって透明性を高め、利益計上の柔軟性を提供する重要なステップとなった。
また、この規則変更により、企業が保有するデジタル資産の市場価値を正確に反映できるようになったことは、企業の財務報告において大きな影響を及ぼすことになるだろう。
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