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    東京大学と産総研、騒音環境に強い次世代マイクロフォン「ClothTalk」を開発

    2025年3月2日から4日まで開催された「情報処理学会インタラクション2025」において、東京大学や産業技術総合研究所などに所属する研究者たちによる新しい布製マイクロフォン「ClothTalk」が最優秀発表賞、最優秀論文賞、インタラクティブ発表賞(PC推薦)を受賞した。

    このデバイスは、騒がしい環境下でも使用者の声を高品質に拾うことが可能であり、音声コミュニケーションの分野で革新をもたらすと期待されている。

    目次

    ClothTalkの技術的特徴と利点

    ClothTalkは、約80dBの騒音環境、例えば街中や飲食店、工場内でも、ささやき声をクリアに入力できる性能を持つ。また、GPUなどの特別な計算資源を必要とせず、リアルタイムで音声処理が可能であるため、低消費電力での運用が可能だ。

    デザイン面では、耳掛け型で総重量はわずか20gと軽量であり、2枚の銀メッキ導電布の間にPFAフィルムを挟み込んだ構造を採用している。

    さらに、曲率半径5cm、長さ10cmのダイヤフラムが最も効果的で、使用者の声を優先的に取得しつつ周囲のノイズを抑制することができる。

    ノイズの入射角度に依存せず、一貫して低い感度を示すため、周囲の騒音を効果的に抑えることが可能である。また、通常の発話と囁き声の両方を効果的に入力できることが実験で確認されている。

    ClothTalkの受賞歴と今後の展望

    この研究は、情報処理学会インタラクション2025において、最優秀発表賞、最優秀論文賞、インタラクティブ発表賞を受賞しており、その革新性と実用性が高く評価されている。

    ClothTalkは、オンライン会議やスマートデバイスへの音声入力など、現代の音声コミュニケーションのニーズに応える技術として期待されている。特に、騒音が多い環境での音声入力の品質向上に寄与する可能性が高い。

    今後、ClothTalkが市場に投入されれば、他のノイズキャンセリング技術を搭載したデバイスとの競争が予想される。

    たとえば、NVIDIAは、GPUドライバレベルでマイクから入力された音声から背景ノイズを消去する技術を提供している。

    また、コミュニケーションツール「Discord」には、AIを使ったノイズ抑制機能が搭載されている。

    これらの技術と比較して、ClothTalkの優位性をどのように打ち出すかが、普及の鍵となると考えられる。

    さらに、ClothTalkの技術が他のウェアラブルデバイスやIoT機器と連携し、新たなユーザーエクスペリエンスを提供する可能性も考えられる。そのため、今後の技術進化や市場動向に注目する必要があるだろう。

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