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ブラザグループ、XRPLで「USDB」発行 ステーブルコインで米ドル連動

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ブラジルの金融大手ブラザグループ(Braza Group)は、分散型レイヤー1ブロックチェーンであるXRPレジャー(XRPL)上にて、米ドルと1:1で連動するステーブルコイン「USDB」の発行を開始した。2025年5月22日、XRPLの開発を主導する米リップル社によって発表された。

目次

ブラザグループ、USDBで国際決済市場へ本格進出

ブラザグループは、ブラジル中央銀行(BACEN)の国内インターバンク取引ランキングにおいて現在第6位に位置し、2025年4月には24時間で約10億7900万ドル(約1541億円)相当の取引を処理した実績を持つ。その高い取引能力と信頼性が、今回のデジタル通貨展開の下地となっている。

新たに発行された「USDB」は、法定通貨の安定性とブロックチェーンの透明性・低コスト性を組み合わせたものである。とりわけ海外送金や強い通貨での価値保存を求める新興国市場の個人・企業に向けて、迅速かつコスト効率の高い決済手段を提供することを目指す。

同コインは現在、米国およびブラジルの国債などに100%裏付けられており、第三者機関による定期的な監査も実施されている。

ローンチ直後は機関投資家を対象に提供されたが、今月からは同社のデジタル資産管理アプリ「ブラザオン(Braza On)」を通じて一般ユーザーも利用可能となっている。

地域通貨からグローバル通貨へ XRPL上のステーブル展開が加速

ブラザグループの「USDB」ローンチは、既存金融の中枢プレイヤーがブロックチェーン基盤へ本格的に参入する潮流を象徴している。
同行は今年初頭にも、ブラジルレアル(BRL)と連動するステーブルコイン「BBRL」を同じくXRPL上で発行済みであり、国内ユーザーによる為替リスクのヘッジや取引の効率化に活用されている。

この流れは、規制準拠型ステーブルコインの多通貨展開という文脈でも大きな意味を持つ。同日に発表されたフランスのシューマンファイナンシャルによるユーロ建てステーブルコイン「EUROP」のXRPL統合もその一例であり、欧州のMiCA(※)に準拠した枠組みで信頼性の高いユースケースが模索されている。

XRPL上に多通貨対応のステーブルコインが並び立つことで、DeFi(分散型金融)アプリやトークン化資産(RWA)、国際B2B・B2C決済などのユースケースがより現実的なものになると考えられる。
これにより、ブロックチェーンがもはや投機的な技術ではなく、実需に基づいた金融インフラへと進化しつつあることが浮き彫りになったと言える。

もっとも、規制対応や資産担保の透明性が継続的に求められる点に変わりはなく、今後の普及には監査体制やクロスボーダー規制整備の進展が不可欠だ。

※MiCA(Markets in Crypto Assets Regulation):EUによる暗号資産に関する包括的な規制枠組みで、ステーブルコインや発行体に対する透明性・資産裏付け要件などを定める。2024年施行。

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