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デル、AIサーバー受注拡大で通期利益引き上げ xAIや政府機関の需要が後押し

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2025年5月29日、米パソコン大手デル・テクノロジーズは、通期の調整後1株利益予想を引き上げた。エヌビディア製半導体を搭載したAIサーバーの受注が急拡大しており、需要の高まりが業績を押し上げている。発表を受け、同社株は時間外取引で2%上昇した。

目次

AIサーバー特需がデルの収益構造を変える

デルは29日、2026年1月期の通期利益見通しを上方修正し、調整後1株利益の予想を従来の9.30ドルから9.40ドルに引き上げた。これは、人工知能(AI)向けサーバー事業の急成長を背景とする判断である。

エヌビディア製の高性能GPU(※)を搭載したAIサーバーの需要が堅調に推移しており、特にイーロン・マスク氏が設立したAIスタートアップ「xAI」や、AIインフラを提供するコアウィーブなどの顧客による大型受注が目立つ。

デルのジェフ・クラークCOOによれば、「この四半期だけで121億ドルのAI関連受注を確保した。2025年度全体の出荷を上回り、受注残は144億ドルとなった」と述べている。

同社が示した2025年第2四半期の売上高予想は285億~295億ドルと、市場予想の250億5000万ドルを大きく上回った。調整後1株利益も2.25ドルと、市場予想の2.09ドルを上回っている。第1四半期も売上高は前年同期比5%増の233億8000万ドルと好調であった。

※GPU(Graphics Processing Unit):画像処理に特化した演算装置。AIの計算処理においても中核的役割を果たす。

AI計算需要の拡大 デルに追い風も競争激化の兆し

AI分野への計算需要の高まりは、デルにとって追い風となっている。米エネルギー省が29日に発表したスーパーコンピューター「ダウドナ」構想でも、デルとエヌビディアの技術が中核を担う。
これはAIによる複雑な計算処理を国策として強化する動きの一環であり、デルの技術力と供給力が公的機関からも信頼されていることを示す。

また、デルの主力部門であるインフラソリューション事業は前年同期比12%増収と堅調で、AI関連の比率が急速に高まっている。
一方で、パソコンを中心としたクライアントソリューション部門も5%増収となり、AIブームが法人全体のIT投資に波及している様子がうかがえる。

ただし、市場では今後の競争激化も懸念されている。同様にAIサーバー市場に注力するヒューレット・パッカード・エンタープライズやレノボとの価格・供給競争が激しくなる可能性がある。
また、AI需要は旺盛だが、プロジェクト単位での採算性や納期の変動リスクも内包している。

AIという成長領域を軸に事業ポートフォリオを再構築するデルにとって、収益基盤の強化とリスク管理の両立が次の焦点となりそうだ。

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