アップル決算、iPhone減収でも予想上回る好業績で株価反発
アップルの2024年10-12月期決算が市場予想を上回り、株価が反発した。iPhoneと中国市場での減収が懸念材料となったものの、サービス部門の好調が全体を支え、投資家に安心感を与えた。この結果は、アップルが厳しい市場環境下でも成長を維持できることを示している。
好調な業績が投資家の不安を払拭
2025年1月31日、アメリカのIT大手アップルが発表した2024年10-12月期(第1四半期)決算が市場予想を上回り、株価が大きく反発した。
この決算結果は、アップルが直面する課題にもかかわらず、依然として成長を続けられることを示している。
アップルの第1四半期の売上高は前年同期比4%増の1243億ドルを記録し、アナリストの予想平均をわずかに上回った。
純利益は7.1%増の363億3000万ドル、1株当たり利益(EPS)は10.1%増の2.4ドルとなり、いずれも市場予想を上回る結果となった。
この好調な業績を受け、アップル株は時間外取引で3%以上上昇し、一時248ドル近辺まで上昇した。
これは、直近の株価低迷から一転して、投資家の信頼回復を示す動きと言える。
サービス部門の急成長が全体をけん引
注目すべきは、サービス部門の急成長だ。
音楽配信サービスやデータ共有サービス、電子決済サービスなどを含むこの部門は、前年同期比13.9%増と大きく伸長し、全体の業績を押し上げた。
一方で、主力のiPhone部門は中国市場での不振を背景に前年同期比0.8%減と伸び悩んだ。
中国市場での競争激化や景気低迷による個人消費の減少が影響しているとみられる。
この結果は、アップルのビジネスモデルが製品販売からサービス提供へとシフトしつつあることを示唆している。ハードウェア販売の伸び悩みを、高収益のサービス部門でカバーする戦略が奏功しつつあると考えられる。
しかし、中国市場での苦戦は依然として懸念材料だ。
独立調査会社カウンターポイント・リサーチによると、2024年10-12月期の中国でのiPhone販売台数は前年同期比18.2%減少したとされる。この傾向が続けば、アップルの成長に影響を与える可能性がある。
今回の決算結果は、アップルが直面する課題を浮き彫りにすると同時に、同社の柔軟な対応力も示した。製品販売の伸び悩みをサービス部門の成長で補う戦略は、当面の間、アップルの成長を支える重要な要素となりそうだ。
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