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    アップルの「AIウェアラブル」特許公開 iPhone後継の可能性も

    2025年5月27日、米特許商標庁(USPTO)がアップルの新たなウェアラブルデバイスに関する特許を承認したと米メディア「Patently Apple」が報じた。ループ状のこのデバイスは、AI時代の新インターフェースとしてiPhoneに代わる可能性すら秘めている。

    目次

    ループ型デバイスで空間と生体情報を同時トラッキング

    公開された特許「US 12316131」は、ユーザーの手首や首、ペットや鍵などに装着可能な「ウェアラブル・ループ」と呼ばれるデバイスに関するものだ。加速度計や通信回路を内蔵し、動作検知や生体情報の計測が可能とされる。

    文書では、血圧や心電図、体温のセンシング、触覚フィードバック、位置情報の取得といった多機能が記されており、素材が布のように柔軟で、形状を自在に変化させられる点も特徴となっている。マイクやスピーカー、さらにはディスプレイ搭載の可能性も示唆された。

    アップルはすでにAirTagやApple Watchといったトラッキングや健康モニタリング製品を展開しているが、今回のループ型デバイスはそれらの複合機能を1つに統合し、さらに高い汎用性を備える設計だと考えられる。

    このタイミングでの特許公開には、元アップルのデザイン責任者ジョニー・アイブ率いる「io Products」がOpenAIに買収されたという文脈も重なる。AIとインターフェースの新たな融合に対するアップルの意識を映し出す動きと受け取れる。

    ポストiPhoneの布石か

    このループ型デバイスの真価は、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)との親和性にも表れている。特許には、同デバイスが空間上のアンカーや視覚的マーカーとして使用される可能性が明記されており、次世代UWB(超広帯域 ※)技術に基づく位置トラッキングも想定されている。
    Apple Vision Proや将来的なスマートグラスとの連携を想定すれば、ループは従来のiPhoneに代わる身体拡張的なインターフェースとして機能し得る。ウェアラブルであるがゆえに、常時装着・常時接続というAI時代のインタラクションが実現可能になるからだ。

    一方で、すでにMeta Quest 3のようなデバイスは、外部マーカーなしで高精度な空間認識を実現しており、「マーカー不要」の潮流も存在する。アップルのデバイスが市場に投入される際には、その独自性と使いやすさが評価の分水嶺となる。

    また、特許にはワイヤレス充電や専用ケースからの給電といった仕様も記されており、AirPodsと同様の利用体験を意識した設計とも読み取れる。
    iPhoneに代わるには至らずとも、「iPhone以後」の生活スタイルの一端を担う存在になる可能性は高い。

    ただし、特許の取得は製品化を保証するものではない。企業は将来の技術展開や競合対策として多くの特許を申請するが、実際に市場に登場するのは一部にすぎない。今回のループ型デバイスも、構想段階の技術として今後の動向が注目される。

    ※UWB(超広帯域):非常に短い時間の無線信号を用いる通信方式で、位置測定精度が高く、ARやトラッキング用途に適している技術。

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