ANAPが再びビットコイン投資 約2.7億円で18BTCを追加取得

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2025年5月9日、国内ファッションブランドのANAPを展開する東証スタンダード上場企業の「ANAPホールディングス」が、約2.7億円で18.5044BTCを追加購入したことが明らかになった。ANAPは暗号資産投資を新たな事業軸として位置づけており、既に合計70BTC超を保有している。

目次

ファッションブランドが暗号資産を購入する理由 ANAPの投資戦略と拡大する保有額

ANAPが今回追加購入したのは18.5044BTCで、取得金額は2億7,573万440円にのぼる。4月以降だけでも3度目の購入となり、4月16日には16.6591BTC、4月28日には35BTCを取得している。
これにより同社のビットコイン保有量は70.1623BTCに到達し、総投資額は9億5,363万9,432円に達した。平均取得単価は1BTCあたり約1,359万91,897円となる。

ANAPホールディングスは、2025年2月に連結子会社「ANAPライトニングキャピタル」を設立し、ビットコイン投資を本格化させている。投資戦略の主軸を担うこの子会社がビットコインの運用・管理を担当し、保有残高は四半期ごとに時価評価され、その評価損益は損益計算書に反映される仕組みだ。

一方で、今回報告された保有量と過去の購入記録との間に微細な差異が存在することも指摘されている。単純合計では70.1635BTCとなるが、発表された保有量は70.1623BTCとわずかに異なる。
これについては、報告の端数処理や会計上の調整が原因と考えられ、特段の不正や意図的な操作は認められていない。

ETF化と国家戦略が後押し、市場の期待とANAPの位置づけ

ANAPによるビットコイン投資の背景には、市場全体の高まる期待感がある。
特にビットコインETFの登場や、一部国家による国家資産への組み入れといった動きは、価値の安定性と将来性に対する信頼を高めている。こうした潮流に対し、ANAPは早期に対応した企業の一つと言えるだろう。

ANAPは暗号資産市場の拡大とビットコインの社会的価値の上昇に着目しており、単なる資産保有ではなく企業価値の向上を見据えた投資判断と位置づけているようだ。
特に若年層との親和性が高い同ブランドがビットコインを保有する意義は、ファッションと金融の融合という新しい潮流を象徴しているといえよう。

業界では、暗号資産の保有が単なる投機ではなく、財務戦略の一部として認識され始めている。とりわけ現金資産の分散やインフレ対策としてビットコインを選択する動きは、国内でも上場企業を中心に広がりを見せつつある。ANAPのようにBtoCのブランドが暗号資産投資に踏み込むケースは稀だが、それだけに象徴的な意義を持つ。

今後の焦点は、ANAPがこの投資戦略をどのように事業価値に転化させるかにある。定量的な利益が得られるのか、あるいは長期的なブランド価値向上につながるのか。
いずれにせよ、今回の追加購入は同社の姿勢を象徴するものであり、ファッション業界とWeb3領域をまたぐ異分野の融合が今後の企業戦略のヒントになる可能性を秘めている。

※ETF(上場投資信託):株式や暗号資産などの資産を対象にした投資信託を、証券取引所に上場して売買可能にした金融商品。ビットコインETFは、ビットコイン価格と連動する形で取引される。

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