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    日東紡、AIサーバー向けスペシャルガラスの販売好調で増収増益

    2025年5月9日、福島県に本社を構える日東紡が公表した2025年3月期の連結決算は、売上高・利益ともに大幅な増加を記録した。AIサーバー向けスペシャルガラス(※)の販売が想定を上回る伸びを見せ、同社の中核事業として収益をけん引している。

    目次

    スペシャルガラス好調で電子材料事業が飛躍 3事業すべてで増収を実現

    日東紡は、2025年3月期の連結決算において、売上高1090億3500万円(前年比16.9%増)、経常利益175億6800万円(同80.1%増)、純利益128億3700万円(同76.0%増)を記録した。主力の電子材料事業が急伸し、全体の業績を押し上げる結果となった。

    中でも注目を集めているのが、AIサーバー向けスペシャルガラスの需要拡大だ。生成AIの処理性能向上に欠かせない高耐熱・高強度素材として採用が進み、日東紡の技術力が市場ニーズに的確に応えたかたちである。
    この分野において、同社はガラス基板の精度と耐久性で国内外から高い評価を受けており、今後の成長も期待される。

    他方、メディカル事業では体外診断用医薬品の販売が堅調に推移したものの、世界的なインフレの影響により利益の伸びは限定的となった。
    資材・ケミカル事業においても原材料価格の上昇が続いたが、価格転嫁を進めることで売上高を確保し、3部門すべてで前年比増収という結果に結びつけた。

    ※スペシャルガラス:高強度・耐熱性を備えた特殊なガラス素材。電子部品の基板や光通信、AI処理機器などで活用されている。

    今後の成長見通しと投資家の注目点 AIブームが地方企業に与える影響とは

    2026年3月期に向けた業績予想も公表されており、売上高は1200億円、経常利益170億円、純利益130億円を見込んでいる。
    利益面ではわずかに減少する予測だが、AI分野の継続的な需要を踏まえれば、保守的な見積もりと見る向きもある。

    また、日東紡は3月31日を基準日とする剰余金配当を1株あたり78円50銭とすることを発表。年間配当は106円となる見込みであり、投資家への利益還元姿勢を明確にしている。
    株式市場においては、AI関連銘柄としての位置づけが強まるのではないか。

    一方、AI技術の需要は急速に拡大しているが、競争の激化や技術更新の速さには警戒が必要だ。日東紡のように地方に拠点を置く企業にとっては、こうした波にいかに柔軟に対応できるかが今後の成否を左右するだろう。

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