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    次世代半導体の国産を目指すラピダス、シンガポール企業との協業でAI向け次世代半導体開発を加速

    次世代半導体の国産化を目指すラピダスが2025年3月25日、シンガポールの半導体設計企業クエスト・グローバルとの協業を発表した。
    この提携により、AI向け先端半導体の開発が加速し、2027年の量産を目指す計画が明らかになった。

    目次

    グローバル市場を視野に入れた技術提携

    この協業において、ラピダスはクエスト・グローバルから半導体設計の技術支援を受けることになる。
    ラピダスが目標とする回路線幅(※)は2ナノメートル相当であり、これは現在の最先端技術水準と言える。クエスト・グローバルの持つ顧客ネットワークを活用することで、新たな市場機会の創出も期待されている。
    東京都内で行われた記者会見では、ラピダス小池淳義社長が「顧客に合わせた今までにない新製品をつくれるようになる」と述べ、協業の意義を強調した。

    国内半導体産業の復活を目指すラピダスにとって、海外企業との技術提携は重要な一歩と考えられる。
    特にAI分野では、処理能力の向上と消費電力の削減が求められており、エネルギー効率に優れた半導体の開発が急務となっている。
    このような背景から、ラピダスは2027年にエネルギー効率の高い次世代半導体の量産を計画しており、今回の協業がその実現を後押しするものと見られる。

    ※回路線幅:半導体上に形成される配線の幅を指し、数値が小さいほど高性能・低消費電力の半導体を製造できる。2ナノメートルは髪の毛の太さの約5万分の1の微細さである。

    AI市場の拡大を背景に、日本の半導体産業の国際競争力強化を図る

    AIの急速な発展に伴い、高性能半導体の世界的な需要は増加の一途をたどっている。
    特にAIシステムは高い消費電力を必要とするため、省エネルギーな半導体の開発競争が世界各国で激化しているのが現状だ。
    こうした状況下で、ラピダスのシンガポール企業との協業は、日本の半導体産業が国際市場での存在感を取り戻すための戦略的な取り組みと言えるだろう。

    クエスト・グローバルは半導体設計に強みを持つ企業であり、その技術力とグローバルネットワークはラピダスにとって大きな資産になると予想される。
    両社の協業により、日本の技術力とシンガポールの国際ネットワークを組み合わせた新たなビジネスモデルが構築される可能性を秘めている。

    2ナノメートル相当の微細化技術は高度な製造設備と膨大な投資を必要とするため、量産体制の構築にはさらなる資金調達が課題となる可能性は否定できない。
    しかし、この協業が成功すれば、かつて世界をリードした日本の半導体産業の復権につながるきっかけになる可能性もある。

    総じて、ラピダスの戦略は技術的な難易度が高いものの、日本の半導体産業に良い影響を与えることに期待がかかっている。

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