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    国道8号の渋滞緩和に向け、AI信号機を軸とした「ワイズネット」検討会が始動

    2025年2月19日、福井県の新たな取り組みが公表された。
    国道8号で、AI信号機を中核とする全国初の「ワイズネット」検討会がスタートしたことで、渋滞緩和による地域経済活性化が期待されている。

    目次

    渋滞の実情と検討会の狙い

    同日、福井市の福井河川国道事務所で、国土交通省福井河川国道事務所や福井県などが一堂に集まり、国道8号の渋滞対策を議論する「ワイズネット」検討会を発足させた。

    福井県は、1世帯当たりの自家用車保有台数が全国1位であり、主要幹線の国道8号では朝夕のピーク時に平均速度が時速15キロまで低下している。これは、年間約27,000人分の労働時間相当の損失であり、同時に経済活動や大気汚染にも悪影響を及ぼしているという。

    そこで、AI信号機(※1)の導入を含む総合的な施策を検討し、交通流の改善と排ガス削減を同時に実現する道筋を探るための検討会「ワイズネット」が設立された。当日は福井市や県警本部、中日本高速道路金沢支社なども参加し、県内一般道路の車両の全移動時間のうち、約39%が損失時間である旨のデータ共有が行われた。
    全国初の試みとなる「ワイズネット」は、様々な利害調整を踏まえながら今後も定期的に協議を重ねる見通しである。

    AI信号機とその他施策の可能性

    今回注目されているAI信号機は、交通量の増減をリアルタイムで解析し、青信号の時間配分を自動調整する仕組みだ。混雑の予兆が見られる区間では流入車両を分散させ、渋滞の深刻化を抑える効果が期待される。すでに他地域で一部導入事例はあるが、福井県のような大規模幹線道路で本格的に試されるのは初めてだ。
    検討会ではさらに、交差点に入る手前で左折車両を誘導する左折導流路や、信号機を配置しない環状交差点であるラウンドアバウト(※2)導入の可能性も取り上げられた。

    AI信号機やその他の施策は、交差点内の混雑を緩和し、待機時間を減らす効果が見込まれる一方で、車両以外の移動手段を促す政策も欠かせないと専門家からの意見もある。
    バスや鉄道の利用を促進し、車両依存を軽減できれば、道路への負担が一段と抑えられる見通しだ。こうした複合的な対策をどう組み合わせるかが、今後の大きな焦点になると考えられる。

    ※AI信号機:交通量を解析して信号を制御する技術。

    ※ラウンドアバウト:中心島を回る形式の交差点で、信号を使わず合流を促す構造。

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