5,000万画素カメラとAI機能を搭載した3万円台スマホ「POCO M7 Pro 5G」が登場

2025年4月3日、シャオミ・ジャパンは新型スマートフォン「POCO M7 Pro 5G」を日本市場向けに発表した。本モデルは高性能なカメラやAI機能を搭載しており、価格は32,980円で提供される。
なお、4月30日までは早割キャンペーンにより、29,980円で購入可能だ。
POCO M7 Pro 5Gの特徴
POCO M7 Pro 5Gは、エントリークラスの価格帯ながら上位モデルに迫るスペックを備えたスマートフォンである。ディスプレイは6.67インチのAMOLEDを採用し、120Hzのリフレッシュレートとピーク輝度2100ニトに対応している。
搭載されるプロセッサはMediaTekの「Dimensity 7025-Ultra」で、メモリは8GB、ストレージは256GBと十分な容量を備える。日常的な利用では不足を感じることは少ないだろう。
背面には5,000万画素の広角カメラと200万画素の被写界深度カメラを搭載し、光学式手ぶれ補正(OIS)により夜間撮影や動画撮影時のブレを抑える。前面カメラは2,000万画素で、AI補正機能を活用した高品質なセルフィー撮影が可能だ。
バッテリーは5,110mAhの大容量で、45Wの急速充電に対応しており、長時間の使用も可能となる。さらに、防塵・防滴性能(IP64)や画面内指紋センサー、顔認証機能を備えており、セキュリティ面でも安心感がある。
デザイン面では、グリーン、シルバー、パープルの3色展開となっており、スタイリッシュなラインナップとなっている。
AI機能と今後の市場展開
POCO M7 Pro 5Gには、ユーザーの利便性を向上させるAI機能が搭載されている。
特に、AI消しゴムやAIボケなどのカメラ機能は、撮影のクオリティを手軽に向上させる点で魅力的だ。不要なオブジェクトの除去や背景ぼかしを簡単に適用できるため、多くのユーザーにとって恩恵が大きいと思われる。
さらに、Googleの生成AI「Gemini」にも対応しており、テキスト入力や音声認識を活用したアシスタント機能が強化されている。こうしたAI機能は、検索やタスク管理の効率が向上するだけでなく、クリエイティブな用途にも適している。
エントリークラスのスマートフォンにAI機能が搭載される流れは、今後さらに加速するだろう。現在は写真編集や音声認識が主な用途だが、将来的にはリアルタイム動画編集や、より高度なシーン認識技術が一般化すると考えられる。
最近のスマートフォン市場は、性能だけでなく、「AIを活用したユーザー体験の向上」が重要な差別化要素になっていると言える。POCO M7 Pro 5Gが、同価格帯のモデルにどのような影響を与えるのか、今後の展開に注目したい。