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    SBI生命、AI議事録要約アプリ「TEX」を開発・社内へ導入

    SBI生命保険は2025年3月31日、AIを活用した議事録要約アプリケーション「TEX(Transcribe Express、テックス)」を開発し、社内業務に導入したことを発表した。
    TEXは音声ファイルをアップロードすることで、自動的に文字起こしや要約を行うアプリであり、議事録作成の効率化を目的としている。AWS上に構築され、複数の大規模言語モデル(LLM)を切り替えて使用できるのが特徴だ。

    目次

    AI活用による議事録作成の効率化と技術的背景

    議事録作成は多くの企業にとって時間と労力を要する業務であり、特に長時間の会議では文字起こしや要約作業が負担となる。SBI生命は、この課題を解決するためにTEXを開発し、社内業務に導入した。
    TEXは音声ファイルをアップロードするだけで、自動的に文字起こしが完了し、話者の識別も行う。さらに、ユーザーが指定した文字数に応じた要約を作成し、レポートとして出力できる。

    技術的な面では、TEXはAWS上に構築されており、安定したパフォーマンスを提供する。使用可能なLLMとして、「Claude 3.5 Sonnet」「GPT-4o」「PLaMo Prime」の3種類が用意されており、目的に応じて切り替えが可能だ。
    特にPLaMo Primeは、日本国内で開発されたLLMであるため、為替の影響を受けにくい点が強みとされる。SBI生命の池山徹取締役は、国産LLMの活用が国内技術の発展に寄与することを強調している。

    ※LLM(大規模言語モデル):大量のデータを学習し、自然言語処理を高度に行うAIの一種。テキスト生成、要約、翻訳など多様な用途に活用される。

    今後の展望とTEXの可能性

    TEXの導入により、SBI生命の社内業務の効率化が期待される。
    これまで時間を要していた議事録作成が迅速に完了し、社員はより生産的な業務に集中できるようになるだろう。
    加えて、プロンプト保存機能の活用により、過去の入力内容を再利用し、一貫したアウトプットを維持できる点も利点として挙げられる。

    今後、TEXの活用範囲はさらに広がる可能性がある。
    現時点では社内業務向けに導入されているが、将来的には外部企業への提供や、顧客対応の記録管理など、より多様な用途への応用も想定できる。
    また、国産LLMの活用が進むことで、より日本語に最適化された要約生成が可能となり、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)(※)推進にも貢献すると考えられる。

    今回のSBI生命の取り組みは、AIを活用した業務効率化の先駆けとなるだろう。

    ※DX(デジタルトランスフォーメーション):デジタル技術を活用して業務プロセスやビジネスモデルを変革し、競争力を向上させる取り組み。

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