韓国半導体スタートアップのフュリオサAI、メタの8億ドル買収提案を拒否

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2025年3月24日の報道によると、韓国のAI半導体スタートアップ「フュリオサAI」が、米メタ・プラットフォームズから提示された8億ドル(約1200億円)の買収提案を拒否したことが関係者によって明らかとなった。
同社は独立企業としての成長を選択し、将来的にはIPO(新規株式公開)を目指す方針である。
低消費電力型AIチップの開発で注目を集める同社の戦略的な決断と言える。

目次

低消費電力AIチップで差別化を図るフュリオサAI

フュリオサAIは創業8年のスタートアップで、昨年8月に台湾のカスタムチップメーカー「グローバル・ユニチップ」と提携して開発した第2世代プロセッサー「RNGD(レネゲード)」を発表している。
このチップの最大の特徴は、消費電力を大幅に抑えた点にある。
フュリオサAIの公表によれば、エヌビディアの最新型GPUが最大熱設計電力(TDP)1200ワットを要するのに対し、RNGDチップはわずか150ワットに抑えることに成功したという。
特に、メタの生成AIモデル「Llama 2」や「Llama 3」などの大規模展開に適したチップとして注目を集めている。

RNGDチップはAIモデルの「推論」に特化しており、SKハイニックスが開発した広帯域幅メモリ「HBM3」を搭載するなど、先進的な技術を取り入れている。
この技術的優位性を背景に、フュリオサAIはLGグループのAI部門やサウジアラムコなどの顧客に半導体サンプルを提供し、市場でのプレゼンス拡大を進めているところだ。

メタは現在、AIインフラへの巨額投資を推進しており、最大650億ドルを投じる計画を発表している。
フュリオサAIの買収はこの計画の一環であったと見られるが、買収提案の拒否により、メタは自社のAIチップ開発戦略を再考する必要に迫られることになった。

激化するAI半導体市場の競争環境

AI半導体市場はエヌビディアが圧倒的なシェアを握る一方で、新興企業各社が独自技術で市場参入を図っており、競争は一層激しさを増している。
フュリオサAIは低消費電力と効率的なテンソル演算(※)を可能にするアーキテクチャを武器に、エヌビディアのGPUに対抗する姿勢を示している。

フュリオサAIが買収を拒否したことで、短期的には多額の資金獲得機会を逃したが、長期的には独立性と技術開発の自由度が確保され、将来的な企業価値向上が見込まれる。
また、同社が計画している増資やIPOが実現すれば、AI半導体市場における新たな競争軸を形成する可能性も指摘されている。

一方のメタにとっては、自社のAI戦略を支える重要な技術獲得の機会を逃したことになる。
同社がどのような代替策を講じるかは不明だが、他の半導体企業との提携強化や別の買収候補を模索する可能性が高いだろう。

AI半導体市場は引き続き急成長が見込まれており、フュリオサAIの独立維持とメタの動向が市場構造にどのような影響を与えるか、今後の展開が注目される。

※テンソル演算:AIの計算処理に使われる多次元配列(テンソル)を効率的に処理する演算方式。画像認識や自然言語処理など複雑な並列計算を高速に実行するためのAI処理の基盤技術となっている。

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